鹿俣山雪山入門山行

日程2022115() 曇のち小雪
参加者 L堤、SL吉岡、高田、福井、石川、渡辺絢、加藤、関山、山口、矢沢、羽根()

アクセス
[往路] 新宿都庁前(7:20 ) --直行バス— たんばらスキーパーク(11:50 )

[復路] たんばらスキーパーク (1620 発) --直行バス-- 新宿西口 (1920 着) → 新宿駅/反省会

行程
スキー場の隣接道路入口 (1220 開始) -- 1350m付近 (14:25) – スキー場の隣接道路入口 (15:30 終了)


記録

初心者でも雪山技術の一つであるラッセルワークを安全に習得する機会だった。行きの関越道の事故渋滞およびチェーン装着により約90分遅れでスキー場に到着。直ちに駐車場でワカン等を装着してスキー場ロッジ横の登山口から鹿俣山の尾根を目指してスタート。予想通りの積雪、ノートレースが続く貸し切り状態の新雪に入る。

そこはパウダースノーに覆われた真っ白なブナ林。全員が交代しながらラッセルに励む。先頭に立つ場合は数メートルに渡る雪をかき分けて前進しなくてはならない。パーティの後尾が雪を踏み固めていくのがラッセルワークだ。疲労を感じたら次へバトンタッチの繰り返し。腰ぐらいまでの60-70cmを超える深い雪の斜面も多々あり足止めを何度も食らう。兎に角テンポを落とさず前へ前へと進む体力との勝負だった。

残念ながらバス遅れの影響により予定より早めに撤退。開始地点から約1.4km (標高約1,350m) の距離付近でリーダーより折り返すよう撤退命令が下される。10分ほどの水分およびカロリー補給に休憩をとる。暖かい飲み物が体の芯を温める。

予想以上に雪道ラッセルにより体力を消耗される。下山は登った雪道ルートを辿るが、ベテラン以外の新参組は少し横にずれて新雪を歩くことに。登りのラッセルに比べたら下りの方が楽だが、やはり雪山の辛さを改めて感じさせる。

個人的な感想としては、この山行はピッケルの活躍場所が少なく、ストックがあった方が左右のバランスが取れて登りやすかった。しかし、トレーニングとしてはピッケルの持ち方、転んだ時の対策等を学ぶことができた。今回は鹿俣山の頂上がゴールではなく、ラッセルワークの基本を身に着ける練習としては目的を十分に果たせたのではないか。
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