2023
年の雪上訓練

長いこと雪上訓練をしていないし、昨年の残雪期は滑落事故もあったし、雪訓をしてほしいという会員からの要望で、2月の土曜日と3月の日曜日に実施することとなった(両日とも内容は同じ)。宿泊ができれば、富士山や北アルプスのアイゼン歩行や滑落停止に適した雪質になるのだが、日帰りなので上越・谷川岳周辺で行った。
日時2023218日(土)   ②35日(日)

場所:①谷川岳登山指導センター上部 ②白毛門駐車場と白毛門下部

主催:山行教育部

内容:基本の歩き方<ツボ、ワカン、アイゼン、方向転換、トラバース、フラットフッティングでの登り下り>と初期制動の練習を繰り返す。お楽しみのオプションは、1回目は緊急避難のための雪洞(場所の選定と作り方)、2回目は「もっと歩きたい」や「ラッセルは?」に応えて、白毛門(1720m)の下部を950mあたりまで登下降。

講師:前田恵久(日本山岳ガイド協会認定山岳ガイド)、山口晴弥 2

スタッフ:中島典子(めぐろ山学クラブ・仲間)、桑村、美知子、新美  4

参加者:三戸①②、石川①②、綾乃①②、綺子①②、今堀①②、牛島①、松尾①、長谷川①、桐畑①、賀川②、関山②、福井②、加藤② 

①回目9人、②回目9人、延べ18人参加

◆参加者の感想:
●ツボ、ワカン、アイゼンの利用が学べた。
●雪山は初めてだった。
●基本のフラットフッティングの練習ができた。
●雪洞はどうやって作るのかイメージが湧かず、分からなかった。
●雪山は3〜4年ぶりだった。・ピッケルが初めてでギクシャクした。
●去年、滑落して止まった時に慌てて立ちあがろうとして、また滑ってしまった。止まった時に落ち着くのが大事と教xxえられた。
●いつも飾りで持っているピッケルが、フル活躍! 勉強になった。
●2回目は実践編となり、スリルを楽しめた。
●いろんな勉強ができて楽しかった。バックステップの練習ができた。
●たくさん勉強になった。ワカンも購入して、さらにたくさんの雪山登山の経験を積みたい。今年の白馬大雪渓の雪上xx歩行の基本をトレーニングでき、自信が付いたようだ。・急登の下りが怖かったが、終わってみれば楽しい。谷  xx川岳がきれいだった。
●登りは楽しかったが、下りは怖かった。
●有意義な雪山歩きの指導に感謝、ピッケル・ワカン・アイゼンの正しい使い方をしっかり覚えた。
●山登りは怖かったが、楽しかった。ピッケルの使い方が実践でよく分かった。・雪山のレベルが少しだけアップしたxx気がする。

◆スタッフから:

●雪質の午前中と午後の違いを体感してもらvvえたかな?
●天気も良く比較的に長い距離を歩けた。もvvう少し、締まった雪を歩きたかった。
ちょっと上に登れて、谷川の山々も望むこvvとができて嬉しかった。
天気に恵まれて、無事に訓練ができて良かvvった。固い凍った雪面は歩けなかったが、vvとにかく多く雪と接することが肝要。スタvvッフとしてきちんと行えたかは不安だ。

十数年ぶりの初心者対象の雪訓は、お天気vvと講師・アシスタント・スタッフに恵まれvv、参加者の協力も得られて、ほぼ予定通りvvの訓練ができた。次回の要望の有無やレベvvル、内容など参加者みなさんのご意見をいvvただきたい。

*前田講師から、アイゼンでの下りはフラットフッティングでとの指導があったが、これは凍った斜面でのこと。ツボ足で可能な雪質の斜面で、アイゼンを装着していたら、カカトからで構わない。ワカンでの下りも、基本はフラットフッティングだが、雪質や斜度によっては、垂直に下に降ろすこともある。

◆講師&アシスタントから:
●どんなシーンになっても、決してあきらめないこと!
●ワカンは外れても余裕のある場面でのことが多いが、アイゼンは外れたり、落としたりした場合は、生死に関わるこvvとがある。着脱は確実に行うこと。
●習ってもすぐ忘れるから回数を増やして身につけること。
●パーティーで注意し合うこと。・練習して、自分の山を広げてほしい。
●参加者&スタッフともに頑張って練習に協力してもらってありがとう! 学んだことがこれからの山行にプラスになvvれば嬉しい。(文責:桑村)

*写真を、石川さん、桐畑さん、加藤さん、関山さん、山口さんの各氏の撮影から拝借しました。ありがとうございます

  雪訓写真説明  



今日の雪訓についての説明を行う前田講師(谷川岳ベースプラザ前2/18



緊急避難のために雪洞を作成中
(谷川岳指導センター上部2/18






雪洞に避難中
(谷川岳指導センター上部2/18





❹ 谷川岳遠望





トップでラッセル!
(白毛門3/5

❻朝のウインドクラストした沈まない雪面を谷川の勇姿を眺めながら歩く(白毛門駐車場3/5



❼お天気も谷川の眺めも良く、足元も快適でシアワセ(白毛門駐車場3/5)









❽雪と戯れて(白毛門3/5)






❾アイゼンで急斜面を下る(白毛門3/5)








東黒沢に架かる橋へバックステップで降りる。怖い場合は、スタンディングアックビレイ(ピッケルビレイ)で確保する(白毛門3/5



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