東北と関東との分水嶺の荒海山頂上には日本海へ流れる阿賀野川の源流の碑がありました。

南会津・荒海山(太郎山)1581m

日 時2023/05/18(火) 

メンバー:桑村(L、記録)、堤(SL)、石川研、松平

タイム10:05荒海川登山口(859m)>10:50尾根取り付き(939m)>11:40尾根鞍部(1178m)>14:25荒海山(1581m)>17:30戸坪沢登山口 (867m

「福島県南会津町と栃木県日光市の県境稜線にあるこの山は分水嶺をなし、降る雨の一滴は南は太平洋、北は日本海に注ぐ。双耳峰の山頂からは南会津の山々はもちろん、尾瀬、日光、鶏頂、那須の連山が一望できる(『会津百名山』1998年刊)」


八総(やそう)鉱山跡からの登山道は、豪雨災害で長い間、入山禁止になっていた。八総鉱山は、江戸末期から昭和まで操業を続け、最盛期の1950年代後半には小学校が設立されるほどに栄えていた。1970年に閉山、翌年に小学校も廃校となった。「田島町立八総鉱山小学校」と記した門柱と、昭和の面影色濃い木造校舎が、いまも残っている。鉱毒管理で中和場を設け、現在は釣り堀もある。

荒海川沿いの林道は崩壊個所し、何度も徒渉しました。

林道の崩壊したコンクリートは滑りやすく滑り台のようだ。






コンクリートで擁壁されていたかつての採鉱用道路が荒海山への登山道として利用されてきたが、荒海川沿いの林道は、何ヶ所か崩れていて、渡渉を繰り返す。

女子3人は、設置されている太いロープにつかまって登る。





崩壊したコンクリートに苔がついて滑る上に、水流が強くて滑り台のようだ。女子3人は、設置されている太いロープにつかまって登る。

山頂直下に朽ちかけた「南稜小屋」の建物が見える。

二俣を過ぎ、赤テープの標識に従って沢から離れ、急斜面の山腹をトラバース気味に登ると、ガレ場に出る。太い涸れ沢だ。青空にスカイラインの稜線が見える。ジグの切ってある樹林帯を登り切ると尾根に出た。

尾根は、小さなポコや斜面のアップダウンを何度も繰り返すので、いつまでたっても標高が上がらない。標高が変わらないことにイヤになってきた頃に、ロープが設置された急斜面の登りが始まる。今日は素晴らしい天気だが、昨日は大雨だったようで、沢筋の渡渉も要注意だったが、ここも濡れた木の根や泥で滑るので神経を使う。

斜面が緩やかになると、山頂直下に朽ちかけた「南稜小屋」の建物が見える。かつては雨量観測所だった。

山頂には「大河の一滴 ここより生る 阿賀野川 水源之碑」(田島町長)と360度の展望。


スタートから「戸坪沢への尾根」の入口まで石川さんに先達をしてもらいました。
雪を被った会津朝日岳、会津駒ヶ岳、雪のない七ヶ岳……。開けていて、スマホが繋がるので、タクシーに下山時間を知らせることができた。目の前の東峰(1580m)には三角点があるが、時間切れで断念。


帰路は、1229m地点から北東尾根を取って、戸坪沢登山口へ下る。地図上では、きれいなわかりやすい尾根だが、町の管理している整備された一般登山道ではないので、尾根への入り口には、間違えて入らないように「とうせんぼ」にしてあった。ここまでは石川さんに、いいペースで先達をしてもらった。

広い戸坪沢への道は松平さんにルーファイのトップをお願いしました。


ここからは松平さんにお願いした。不思議なのは、ルーファイのトップはわかりにくく、2番手がよくわかる。で、後ろからアドバイスする。広い尾根の部分は、踏み跡はわかりにくいが、赤テープは多い。2ヶ所ほど迂回したが、ほぼ尾根通しで、950m圏内の戸坪沢の支沢に出合う。沢を超えると地図にはない林道だった。


戸坪沢登山口に「立ち入り禁止 南会津森林管理局」の札が下がっている写真をネットで見たので、南会津森林管理局に問い合わせた。その札のことは「まったく知らない」「引き継いでないので、把握していない」とのことだったので、情報提供しようと探したが見当たらなかった。私の問い合わせで、外してしまったのだろうか? 代わりに番屋区長名の立入禁止の古い看板を道の横に見つけたが……?

 

出会ったのは、八総登山口ピストンの単独男性ひとりだけ。


「夢の湯」のご主人に、荒海山は「シャクナゲの山」だと教えてもらったので、時期を合わせて見ることができた。尾根道には、アズマシャクナゲ、ミツバツツジ、タムシバ、イワウチワ、オオカメノキなどが咲き誇っていた。

 

 石川 :未知の新しい山域にチャレンジして、山行がより深化&進化した。

 

 松平 :入山禁止以前に登っているのだが記憶になく、想像していたより手強かった。
 

 堤  :「荒海」の名に惹かれて20年前に計画したが、お天気が悪くて登れなかった。今回、念願が叶って嬉しい。





 



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