越後の山 丹後山と兎岳 残雪と新緑と高山植物を楽しみました |
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期 日:5月26日夜出発 5月27日〜28日 参加者:L佐藤、SL松平、渡辺(綺) |
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コースタイム 5月27日(土) 19:00品川発==(関越道)==六日町IC==22:30十字峡(車中【泊】) 5月28日(日) 十字峡発5:00---5:55栃ノ木(登山口)----急登----8:20 4合目----9:55シシ岩(8合目)----10:40丹後山避難小屋【泊】 5月29日(月) 丹後山避難小屋発7:45----8:10利根川水源の碑----8:25大水上山----9:00兎岳山頂9:35----10:05大水上山----10:35丹後山避難小屋11:15-----11:30シシ岩-----12:30 4合目----13:10カモエダズンネ-----(急坂を下る)---14:25栃ノ木橋登山口-----15:25十字峡(駐車地点)----温泉入浴----六日町IC===(関越道)===21:00品川(着) |
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残雪と新緑と高山植物を楽しもうと当初平ヶ岳を計画するが雪のため例年同所の国道の開通は6月に入ってからとの事で、十字峡から丹後山と兎岳の登山に切り替えることにする。 |
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十字峡から登山口までの三国川沿いの林道は美しい渓谷が続きます |
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丹後山への登りは標高差1300mを重荷を背負ってなかなかの登りです。渡辺さんも快調に登ります。 |
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標高1700m付近のシシ岩付近の岩場を慎重に登ります。霧と風が強くなってきます。 | |
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午前11時前に丹後山避難小屋に到着します。笹原に建つメルヘン的な小屋です。霧と風で外の体感温度は低く、小屋は暖かく大変ありがたく感じます。 |
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早くついても外は寒く、兎岳へ行ったり、外を散歩することもできません。小屋の中で炬燵をつくり、炬燵の中は携帯ガスをほそぼそ燃して暖をとります。炬燵は快適で、昼寝をしたりし、お茶を飲んだり、小屋での時間を潰します。 夜からは雨も降り出し、明日への行動に不安を感じます。天気予報では雨は残るものの晴れてくるとの予報です。朝5時に起きて外の様子をみると雨風は強く吹き、ドアーのノブは凍り付いています。 震えながら再びシュラフに潜り込みます。6時半ごろ松平さんに外が明るくなってきているとの声に飛び起き外を見ると雨風が収まり、ガスが薄くなってきます。あわてて朝食をとり出発します。 1週間前は猛吹雪でだめとの事 1週間前5/19日の7人パーティは猛吹雪で十字峡から丹後山避難小屋を往復しただけと小屋のノートに書いてありました。なんとか私たちは目的地の兎岳往復ができそうです。 |
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利根川水源の碑では霧がどんどん薄くなり、青空も除いて暖かく快適な雪上散歩ができました。
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大水上岳からの急斜面をキックステップで慎重に下ります。最低鞍部まで下り、兎岳まで150mを登り返します。 | |
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9:00 兎岳山頂に到着しました。視界は360度開け、正面に中ノ岳2085mが立派な雄姿をあらわし、右に百名山の越後駒ヶ岳を望みます。 今朝までの悪天候でもしかしてこの展望を望めないのではないかとの不安を一掃し、喜びで一杯です。 |
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歩いてきた大水上山、丹後山のルートの先は巻機山です。私は登ったことがありません。来年にも機会があったら是非登りたいとの気持ちを強くします。 | |
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今回の計画変更で登れなかった平ヶ岳は大水上岳より長い稜線が続いています。左脇遥か遠くにV字の山頂をもつ燧ヶ岳望めます。 | |
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尾瀬の至仏山も立派な姿を見せ、その稜線に笠ヶ岳を従えます。 | |
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丹後山から兎岳の間の雪の消えた稜線上はカタクリの花が群生し、登山道もカタクリの花で塞がれ、歩く場所も遠慮がちに花の間を歩きます。 | |
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再び最低鞍部に下り、大水上岳を登り返し、丹後山避難小屋を目指します。 | |
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美しい残雪の散歩を終え、丹後山避難小屋に別れを告げ、再びあの急登を逆に下ります。多くの登山客がこの下りに悲鳴をあげています。帰路は巻機山の裏の山稜を見ながらその奥深さと急峻さをみながら今度はどこのルートから巻機山に登ろうかを考えます。 下りは前日よりも高山植物の開花が進み、帰路は花を楽しみながら下ります。 |
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石楠花 | ショウジョウバカマ |
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イワウチワ |
辛夷(こぶし)の花 |
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イワカガミ |
オオカメモチ |
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残雪に映える新緑の木々です | |
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厳しい下りの合間にしばし、新緑を眺めて楽しみます。 | |
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石楠花の開花もどんどん進みます | |
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帰路ははほぼ一直線に下ります。足がガタツキます。やっぱり下りは厳しかった。 最後の2合目、1合目は足が動きません。 |
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渓谷に流れ込む滝に虹が懸かっています | |
栃ノ木橋の登山口から十字峡までの林道は水量も多く、深く、新緑が美しい渓谷です。 | |
越後の山で残雪と新緑と高山植物を楽しむ目的を達して大満足です。来年もこの時期にほとんど行ったことのない越後の山のどこかに登りたいとの思いがします。 |