火打岳・妙高山 花と池塘を楽しむ |
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山行日6月29日夜出発/6月30日〜7月1日 |
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6/29 深夜、蒸し暑い池袋の雑踏の中夜行バスを待つ。じっとしていても汗がでる。思ったほど登山客の姿がない。乗ったバスも登山客は私たちだけの様だ。時間も遅いので、すぐ眠りにつく。夜中何度か目がさめたせいか,到着するころになって熟睡してしまい、堤さんに起こされるまで気がつかなかった。 |
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6/30 バスを降り、直江津駅に向かう。前日はかなり雨が降ったようで路上が濡れている。昭和初期にタイムスリップしたような商店街を抜け、駅に着く。 妙高高原駅は小雨が降っていた。今日はカッパを着て歩くのかと気が重くなってきた。笹ヶ峰行きのバスは貸切状態で雨の中を出発した。途中、日差しがパァ〜とでて晴れてきたので思わず歓声をあげたら運転手さんが「このもみじの所だけは一年中晴れています。北海道と同じ梅雨がないんです」との事。「何だ」とがっかり。でも同じ山でここだけが梅雨がないなんて考えられない・・・不思議バスを降り出発の準備をしていると雨も小雨になり、時折晴れ間も見え何だか期待がもてそうなお天気になってきました。 |
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ブナ・カエデなどの樹林帯を抜け、黒沢橋で休憩。ここから急登の十二曲がりだ。 久しぶりの重い荷物なので大丈夫かなと心配。でも、テントは新美さんが全部持ってくれたし共同食料を少し持っただけなので「新美さんに感謝しなくちゃ」と気合をいれる。 |
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富士見平を過ぎた頃から、樹高が低くなりキヌガサソウ・サンカヨウの花がみられた。サンカヨウは花びらが透き通っていて何とも可憐な花だ。 |
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花の群落を見ながら歩いていると高谷池ヒュッテがみえてきた。テント場は高谷池湿原の見えるなかなかいい場所だった。テントを張り荷物を軽くして火打岳に向かう。小さな池塘が点在する湿原(天狗の庭)を気持ちよく歩いて楽勝だと思っていたのに、火打の登りにさしかかると何だか体が重くなってきた。荷物も軽くなったのに最後の登り15分はきつかった。頂上の展望は残念ながら何も見えずで、時間も遅くなったのですぐ下る。テントに戻り、ビールで乾杯。食当は堤さん担当で軽い食材でおいしい食事が出来るのには感心してしまう。疲れとアルコールで8時に就寝。 |
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7/1 4:00起床 カッコウの鳴き声で眼が覚める。外は晴れている。妙高山を目指して出発。八角形の青い丸屋根が印象的な黒沢池ヒュッテで一休み、大倉乗越・長助分岐を過ぎ妙高山の急登にかかる。27名の年金パーティ組(全員年金受給者らしい)が前にいたが遅れがちなので追いついてしまう。待っている間休憩できるので楽だった。先に行かせてもらったら結構疲れたがシラネアオイが見られたのはうれしかった |
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岩場を登ると頂上。ここはたんぽぽがたくさん咲いていた。晴れていたがここでも展望は望めず残念。少し登り返し南峰のピークに着き下山開始。ロープ・鎖場などを下っていると硫黄の臭いがしてきた。沢の水も温泉の成分が溶け込んでいるようで飲めなかった。沢沿いに歩きながら飲めないんだと残念に思って振り返ると、称明・光明の滝が見応えがあるのには驚いた。赤源泉小屋の水飲み場で水を飲み喉をうるおす。私はここでストックを忘れてきてしまった。 |
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妙高登山口指標が見えたときは、温泉に入れると思い足も速くなってくる。下りてすぐの温泉に入り、近くの食堂でビールで乾杯をして食事をする。山菜ソバを頼んだが地元で採れたと思われる蕨やきのこ類が入っていておいしかった。さっぱりしてバスに乗り、長野新幹線で東京に着きました。梅雨の時期としてはまずまずの天気でしたが、火打からの360度の展望が見られなかったので機会があれば又行きたいと思っています。 |