幸運続きの西穂高、大展望に感動  077/2829

参加者 井上(L)渡辺綺、

コース 28日 新宿→松本→新穂高→にしほだかくち14:00→西穂高山荘15:20(泊まり)

    29日 小屋4:45出→独標6:306:50→ピラミットピーク7:107:25→西穂高頂上

       8:20~9:20→西穂高山荘11:30~12:40→にしほだかくち13:40→新穂高→松本

ピラミットピークから西穂高岳を望む

28日 バスが新穂高に近づくにつれ天候が崩れだし、とうとうどしゃ降りになった。バスセンター前にある温泉の脱衣所に駆け込み身支度を整え、傘をさしロープウェイ駅に、雨は小雨になりホゥー。ロープウェイはガラガラで登山者の姿は見あたらなかったが登り出すと湧いてきたように前後は登山者の列!下ってくる人は雨に祟られドロドロ、ヘロヘロ状態が多い。小屋に着き寝床が決まる(1枚の布団に2人)とラウンジにゆき、生ビールで乾杯(夏山シーズンに誕生した私はこの何十年間山仲間に祝ってもらい、あらためて山と仲間に感謝)小屋は300人収容とあったが今日は500600人は入ったと思う。

小屋前の様子 17時頃 後からどんどん来る。  

   天場の様子

29日 4時前に周りがガサゴソ。時計を見ていると「星がでていて、ご来光が見れますよ」と声をかけられチャンス!綺さん起こし外に出る。朝焼けが広がり出していた。4:45出発すぐ大岩ゴロゴロの急登。尾根に出ると右側に大きく笠ヶ岳が、後ろに焼岳、乗鞍岳が望めた。


 焼岳からの噴煙も 乗鞍は残雪が点々と 素晴らしい展望です!

笠ヶ岳(三角錐) 右へ抜戸岳、弓折岳、双六岳と続く素晴らしい展望!

独標真下で焼岳を振り返る

独標からは様子がガラリと変わる。初心者は此処までとこの先は入らない!とマップに載っていたが、いきなり垂直に近い岩下りになり、三点支持で気が抜けない。ピラミットッピークでさらに展望が広がる西穂は指呼の間に望めるが、それからがさらに手強くなり、岩場のピークを幾つも幾つも超えなければならず、標高は2900m。息が上がるが足元には最大な注意力を集中させ、頂上に立った。

更に更に展望が広がり山冥利に感動!

山で天候に恵まれた時程幸せなことはこの世で一番と思わせられ、此処にいる自分に感謝してしまう

槍、南岳、キレット、北穂、目の前は憧れのジャンダルム、その右小さな三角錐は奥穂、吊尾根、前穂と続き霞沢岳も大きく、蝶、常念、そして目を凝らすと三俣、鷲羽、さらに左に目を転じると黒部五郎、薬師岳まで望め、1時間がアッという間に過ぎてしまった。その間3人男性がきたが、下山した後は綺さんと二人だけ、静かな山頂で思う存分展望を楽しんだ!9時ごろ笠に雲がかかりだし、アッ!たちまちすべての展望が隠くれた。下山にかかると、元気な単独お姉さん、バテバテ中高年おじさん、三々五々登ってくるがお気の毒、展望はありませんよ。山は早立ちが一番!岩場の下りは難しい、ガスも出始め白いペンキ印も見落としがちになり、何回かルート修正した。雷鳥の親子が!子も成長し大きさは親と変わりない、下半身は白くなりはじめ、早冬準備が進んでいる。花も十種類以上は見た、足休めにはなったが写真撮る有余は無かった。下りでコバイケイソウの群落が撮れた。 

独標まで下りやれやれ!あふれんばかりに人がいた。次々登ってくる人で大賑わいだ!ここで2700M

ロープウェイのおかげ,短時間で登れて、北アの大展望が得られ、大人気なのがよーく理解できたが、ガスってしまいお気の毒です。11:30小屋にもどり名物「穂高ラーメン」食べていると、突然どしゃ降りの雨!凄い幸運!ラァキィー♪濡れずにすんだ。しかし山に子供も登っていた、標高を考えると悲惨な状態しか浮かんでこなく、人事ながら無事下山を祈る。中尾根で上高地に下る予定をロープウェイに変更し、傘をさし下り始めると雨は止んだ。またまたラァキイー♪ 新穂高からはトントン拍子に乗り物が繋ぎ、新宿に20:00ごろ着いた。





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