奥秩父の無名峰 五 郎 山(2131.7m) 期日:2007.10.21(前夜出発)車利用 参加者:L佐藤、SL細谷、蓬生、関根、原、福井(記) 10月20日 21:00東京出発===信濃川上 12:30林道奥にテント設営【泊】 |
当初計画の北アルプス赤谷山が、天気が悪いとの事で中止となり、南会津の唐倉山に変更。しかしこれも又天気が悪そうだという事で中止。二度の変更で決まったのが奥秩父の五郎山です。 19日夜、長野県川上村を目指して出発。当初参加出来なかった蓬さんも日程が変更になり参加できる事になりました。12時半にテント場に到着。 久しぶりに気温の上がった東京から比べるとやはり空気が冷たい。空を見上げると満天の星。都会でもこれだけ見れればカシオペア・アンドロメダなどと捜して見たくなるだろうと思う。(帰りに川上村の町田市民休暇村にある天体観測用の小さなドームがあった。泊まれば天体望遠鏡で星が見れるのかも知れない。)テントを張り時間も時間なのでそのまま寝るのかなと思っていたらビールやらおつまみが出てきて「?」と思っていると今から入山記念で乾杯をするとの事。ビールをおすそ分けしてもらい飲む。「おいしい」山の上で飲むビールはやはりおいしい。 |
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翌日6時30分起床。関根さんは風が身体にあたり寒くて眠れなかったそうだ。私もマットを敷いていなかったので寝袋の下が寒かった。外にでると霜が降りている。天気は二度の変更の成果ありで快晴になりそうだ。朝食後出発。林道を暫く歩くと登山口に到着。ここから急登の尾根歩きとなる。明るいカラマツ林の道をきついながらも気持ち良く歩く。まだ紅葉には早いようだがブルースカイの空に黄変した葉がきれいだ。マキヨセの頭からは少し雪化粧した八ヶ岳や畑が広がる川上村・天狗山が見える。 |
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今年の秋、最初の寒さ 白い息を吐きながら氷点下の林道を歩き五郎山登山口に向かいます。 |
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登山口から唐松林の中を一気にマキヨセの頭まで一直線に急登します。 |
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マキヨセの頭からは岩稜帯を歩きます。360°の大展望に酔います。 まず主峰赤岳を中心に広がる少し雪化粧した八ヶ岳連峰です。 |
中央左の三角形のピークは甲武信岳です。 |
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山並みの間から南アルプス白根三山を臨みます。 |
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山並み中央の白い線は大弥峠に至る林道 左に国師岳 右に金峰山を臨みます。 |
奥秩父の北側の山並み 男山、天狗山の峰々です。 |
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マキヨセの頭から見るP2ピークの崖です。 |
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マキヨセの頭から五郎山を目指す岩稜帯が圧倒してきます |
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P2ピークから五郎山山頂を臨みます。どうやってあの山に登るのかなとj考えます。 |
五郎山中腹からP2ピークを振り返ります。あのテッペンに皆で行きました。こちらへ来るのは画面右側の樹林帯の中をを捲いてきました。 |
五郎山山頂へは南側を大きく捲いて背中から登る感じで、見た目ほどの岩稜の厳しさはありません |
帰りは元来た岩稜帯を歩き、樹林帯を一気にくだり、「まぼろしの滝」と呼ばれる滝を見物しました。 |
稜線の岩場では、下に巻き道があったが、時間もたっぷりあるしザックを置いて岩場のトレーニングをした。ちょっと怖いなと思ったが、岩がしっかりしているし掴まる所もあるので無事歩く事ができた。最後のピークは岩をぐるりと回りこんで頂上に行くようになっていた。良くこんな所に道が出来たものだと思う。頂上は場所も狭く5〜6人で満員状態になってしまう。眺望もいいし天気もいいので40分位頂上で休憩。 |
下りは同じ道を行く。下りは苦手なのでゆっくり慎重に降りる。岩も急登の下りも以外に早く降りることが出来た。頂上で会った人と幻の滝の話がでたので見に行く事にした。なぜ、幻なのかは判らないが落差5メートル程のスラブを水が落ちていてきれいでした。 頂上をすぐ降りたところで年配の男性に「良くこんな怖い所登って来たね。500回位登っているけどこの山が一番怖い」と声を掛けられた。確かに怖い所はあったけどそこまではないと思う。人によって感じ方は違うものだと思う。人も少なく眺望もよく静かな気持ちの良い山でした。 何度も天気に合わせ計画を変更して頂いたお陰で、すばらしい景色を見る事ができました。佐藤さんを始め皆さんありがとうございました。天気により、赤谷山から唐倉山またまた五郎山と変更になった山行です。リーダーの佐藤さんや細谷さんには計画書の変更・メンバーへの連絡等大変だったと思います。でも、再三変更したお陰で天候に恵まれ最高の展望を見る事が出来ました。ありがとうございました。 |