山行記録 熊倉山〜生藤山〜醍醐丸(関東ふれあいの道)

≪日程≫ 20131112日(火)晴のち曇り            ≪平日山行≫

≪参加≫ 高橋美恵(L・記録)、渡辺綺子(写真)

≪行程≫ 大崎→新宿704→(中央線)→800高尾乗換え(甲府行¥1110802

821藤野駅で下車してしまう)→821藤野833837上野原駅北口840→(タクシー¥3140、バス¥410)→900井戸村落車道終点・・・長泉寺脇登山口915・・・1055熊倉山(966m)1110・・・1130軍刀利神社元社・・・1140三国山・・・三国峠・・・

1145生藤山990.3m(昼食20分)1210・・・1230茅丸・・・1250蓮行山・・・1400醍醐丸(休憩・小雨)1420・・・1450和田峠・・・1545陣馬高原下バス停1625発→(西東京バス霊園31系¥540)→高尾北口→(京王線¥350、JR¥540)→新宿

≪記録≫

 厚い雲が空を覆っている朝、高尾で乗り換えてから相模湖の次駅で渡辺さんを急きたてて下車してしまった。「アレッ駅の様子がどこか違う」と思ったときには1つ手前の藤野駅だった。渡辺さんの提案で逆コースの和田峠に行くバスを探したが810分発以後は夕方までバス便が無かった。

 

「どうしようか、熊倉南西尾根は下りに使いたくない」。上野原駅からタクシーを使うことにした。中央線の次の列車が12分後にあったのはラッキーだった。上野原駅からタクシーに乗り車道終点まで行けたので長泉寺は直ぐだった。下車駅を間違えなければ井戸バス終点に8時50分に着き、長泉寺まで歩くので時間的なロスは取り戻せた。

富士山の初冠雪は1019日だが、その真っ白い頂をタクシーの中から見た。でもこの後は青空が拡がっても富士山を見たのはこの時だけだった。長泉寺を右に折れ10m先の左手に細い寺脇登山道があった(標高480m)。

私が先頭で歩いたのだが、寺から右に真っ直ぐ行くと墓地に突き当たりここまで行ってしまって、寺まで戻って登り始めた。急な山肌をジグザグに登るので高度が稼げた。落ち葉でふっくらした歩きごこちの登山道が倒木や小枝で塞がれている箇所も多くあった。昭文社の地図には載っていないルートのせいか熊倉山まで余り整備されていなかった。

葉を落とした木々も多いなか深まりゆく秋の紅葉を楽しめて歩けた。誰にも会わない。熊に出会いそうな道だ。青空を見ながら気持ちよく歩け、汗をかいた。浅間峠の分岐に出て右に上がると熊倉山の頂上で、この端っこから富士山が見えるはずなのに悔しい事にそこだけ雲が厚かった。

 熊倉山から10分歩いて軍刀(ぐんだ)()山を越え、更に10分歩くと軍刀利神社元社だった。この小広い境内から正面に富士山は見えるはずだった。木肌が剥け樹皮が青や茶の斑模様を呈するリョウブ(令法)の木をよく見かけた。三国(さんごく)峠は甲(山梨甲州)武(東京武蔵)相(神奈川相模)の境界点の三叉路である。

富士山の見えるように南西側の樹木が切り開かれている生藤(しょうとう)山で昼食にした。2等三角点がある。山頂は狭く、防火用水のドラム缶がありハギの花が赤紫色に残っていた。

尾根筋から外れないように上り下りして茅丸(1019m)に着いた。蓮行山(れんぎょうやま)(1016m)では曇り空になってきた。捲き道もあったが2人とも初めてのコースなので尾根を辿りピークを踏んで歩いた。一息ついて振り返る紅葉が陽射しに煌めいていて見とれた。

醍醐丸(867m)のベンチで休憩を取った。北側は市道山などの戸倉三山に到る。小雨がぱらついた。見上げると頭上に黒い雲。でも東の空に白い雲。檜林の下で濡れずに済んだ。雨はすぐに上がった。14時でも太陽が隠れると途端に寒くなり防寒具を着た。ここで陣馬山に登らないで和田峠から陣馬高原下バス停に下山することを決めた。電車の便を考慮して高尾駅に出た。思いのほか綺麗な紅葉に出会えた一日だった。

他の参加予定者が3人いたが骨折に風邪と精密検診などで結局2人だけの山行になった。静かな開放感ある尾根歩きを渡辺さんと一緒に歩けて良かった。有難かった。

    紅葉の静かな平日山行を満喫しました!

 



























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