6:05 東京駅山形新幹線22番ホーム集合 8:25 米沢着 タクシーにて白布温泉湯元駅へ。9:40 ロープウェイ、3基のリフトを乗りついで北展望台へ一気に上る。1500m頃から昨日、一昨日の寒さで雪になったとのこと。一面の白い世界に到着する。
10:10 カモシカ展望台めざし上り開始。今回誰もアイゼンを持ってきていないためストックたよりに大きな石がごろごろする雪に覆われたオオシラビソの灌木の尾根道を登り始める。
10:45 カモシカ展望台に到着。眼前なだらかな湿原が草紅葉と所々雪の白さを残して広がり、
西吾妻山に向かって白い木道が延びている。天気は快晴。
11:00 西吾妻山への分岐。木道を滑らないように細心の注意で下り大凹の水場から灌木の中のえぐれた急斜面を上り返す。ごろごろ石や大きな岩がごろごろ・・・その間を水が流れ、悪路です・・・(ここはまだよかった)。
11:50 梵天岩にやっと到着。展望がよい。眼前の頂上めざしごろごろ岩の緩やかな斜面を一気に上る。
12:20 頂上に到着。地図には展望がない頂上にっているが360度の展望が望まれる。予定の時間がオーバーしているため早々に下る。
13:50 人形石分岐。西吾妻山からの道を振り返る。少し休んで、今日の泊まりの弥兵衛平小屋(明月荘)に向かう。前方に延々と吾妻山の主稜湿原を渡る木道が稜線に沿って緩やかに続く。が、とにかく滑る。
ヤケノママへの分岐は?」「藤十郎の分岐は?」
とリーダーが地図を何回も確認する。晴天とはいえ、秋の15:00はさすがに陽が低くなり心細くなる。
15:50 やっと明月荘への分岐に到着。雪の被っ灌木の中を小屋に向かう。
16:10 避難小屋に到着。2F建の20名定員の
小屋だが今日の泊まりは私たち4名のみ。日があるうちに水を汲み、食事と泊まりの準備をする。2Fを拠点にするが梯子が垂直で怖い、しかも寒い・・・。
7:15 出発。途中私が携帯の確認に戻ったりしてやや遅れて出発する。天気は曇り。空がどんよりしている。朝早いためもあり雪が固まっていて比較的歩きやすい。8:15 東大巓分岐。リュックを置いて東大巓に上る。灌木の中で展望がない。
8:30 大倉新道への分岐。灌木の中のえぐれた笹尾根道を谷地平めざし下る。ところどころえぐれた上に敷かれた笹の上に雪が載っている。急斜面、えぐれた道の底はぬかるみか水が流れ悪路、悪路・・・長かった
。
11:00 谷地平湿原の端にとりかかる。が、その前に大倉深沢とその支流をいくつか渉る。水量が多く渉りに苦労する
行けども行けども木道が続く。谷地平は広い。夏は花で覆われているのだろうが草紅葉も終わり雪を待つ湿原が続く。凌駕山、姥ガ原分岐に到着。
姥ゲ原方面に向かう。最後の姥沢を渉り、まだ新しい谷地平避難小屋を過ぎ、樹林帯の尾根に取り掛かる。
かなり悪路の急登だがこれまでのことを思うと軽い、軽い。ここで初めて谷地平に向かう登山者に出会う。樹林帯を抜けたところで姥ゲ原に出る。木道の端に小さな姥神石像が現れ、時間を確認する。急いで、東吾妻山への分岐に向かう。
12:30頃 東吾妻山への分岐。このあたりになると登山者が多くなる。木道の端にリュックを置いて、頂上をめざす。予定どおり30分ほどで上り、頂上へ。ぽつぽつ落ちていた雨が頂上では霧、視界がなく、風が吹きはじめ早々に下る。
3:30 浄土平を抜け急いでビジターセンターへ。浄土平は、紅葉シーズンらしくそれなりに観光客が広い湿原のあちらこちらに見られた。
14:10 ビジターセンター到着。視界が全くない。ここで皆と別れ私はバス停に向かった。
蔦さんと別れ、今夜宿泊の吾妻小舎に向かう。ビジターセンターから20分程歩くと樹林帯の中にひっそりと佇む吾妻小舎が現れてきた。その佇まいに一目見て気に入ってしまいました。ご主人がすぐお茶を持ってきてくれ、2階の5人寝られる場所を3人で使って良いといわれ、本当に評判通りの感じの良い小舎です。夕食も美味しくて夜もゆったりと綺麗な布団でぐっすり眠れました。翌日の朝は予報どおりの雨模様。一切経山から高湯温泉に向かう計画だったが、11時頃まで小舎でゆっくりとさせてもらい、12時45分のバスで福島に向かい帰京となりました。
(福井記)
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