上越国境の雪山山行
雨ヶ立山(1627.6m)
期 日:3月22〜23日
参加者:L蓬生、田口、福井、松尾、佐藤
3月22日
上野(発)7:23──高崎駅乗換──10:29(着)水上──(タクシー)──
宝川温泉(着)11:00 出発準備(発)11:30──(雪の林道歩き)──13:44林業試験所観測所跡──14:28標高890m地点(着)テント設営14:50 消灯19:40
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三連休の初日から行く予定だったが、天気が悪く1日ずらしての出発となった。
今回行く雨ケ立山・布引山は有名な山ではないせいかカシミールで検索したが出てこず、困ったなと思っていましたが佐藤さんが用意してくださっていて助かりました。雨ケ立山では出てこないのでその付近の山(朝日岳・白毛門とか)を出してそこから移動して印刷したそうです。「なるほど、そうか」と思いました。そこまではとても気がつきませんでした。
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久しぶりの上野駅から高崎行きに乘る。通勤客に交じり2時間弱、地図を見ながら今回の行程を説明してもらう。高崎から水上まで1時間程、昨日降った雪なのか徐々に雪景色がみられるようになる。のんびり電車に乗って話をしていると、雪山にこれから行く感じがしてこない。まるで温泉にでも行くかのような気分です。それでも水上からタクシーで宝川温泉に向かう道中では、気持ちも引締まってきました。 |
例年にない大雪で宝川温泉から長い雪の林道歩きです
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地図に記載されているトンネルがありません。雪が深くトンネルの上を歩いていました。 |
宝川温泉の駐車場奥は雪を積み上げていて先が見えませんでしたが、そこからが林道になるようです。トレースの跡がありちょっとホットしますが、これから長い林道歩き、先が思いやられます。しかも今回は5人なのでラッセルの交代がすぐ廻ってきそうで、雪山は人数が多いほうが楽なのです。
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宝川の清流を眺めながら、テント場1,000m付近を目指します。5人でラッセルを交替しながら順調に進みました。途中、隧道を通りましたがトンネルの中に氷の塊が転がっていました。
林業試験地観測所跡から登りになりしばらく進むとスキーの方が降りてこられ「今日はここまで、もう降りる」との事でトレースの跡をつけてくれてた方でした。テント場は1,000mまではいきませんでしたが、890M付近でテントを張りました。 |
2番目のトンネルをくぐって先に行きます。そろそろ雪の林道歩きも終わりです。 |
ジャンボテントで5人は快適でした。夕食まで歓談し、今夜のメニュー「すき焼き」を食べ、明日はトレースの跡はないだろうし、雪は深いと予想されるので出発は早めということで就寝となりました。
3月23日
3:58起床 5:54出発──8:50稜線──11:01雨ヶ立山頂(直ぐに出発)──12:58テントサイト(撤収)13:50──15:38宝川温泉(着) 16:05タクシー水上駅(着)16:30 駅前で打ち上げ
早朝はまず稜線を目指して樹林帯を上へ上へと向かいます。稜線へ小さい尾根を見つけ這い上がりました。 |
朝食の「うどん」を食べ、雨ケ立山を目指し出発です。
ワカンをつけリーダー先頭にラッセルします。雪が思ったより深くなかなか進まなくて、11時までに頂上に付かなくてはならないのですが、頭の中で「タイムアウト」の文字が横切る。 |
天気も曇りで時折、吹雪いてきます。太陽も気を持たせるように出そうになるのですが、すぐ曇ってきます。急登もあり5人で交代でラッセルをし、やっと尾根にでました。尾根にでても、雪は深く難儀しました。 |
稜線まで3時間もかかりましたが皆さん元気です。稜線からは樹林も少なくなり、深い雪の中をラッセルで2時間山頂まで頑張りました。 |
やっと頂上らしき稜線がみえてきましたが、頂上はまだその先らしく木立のない真っ白な稜線を一歩一歩踏みしめやっと到着しました。
タイムアウトぎりぎりで雨ヶ立山山頂に立ちました。布引山への稜線を見ます。 |
残念ながら360度の展望は望めませんでしたが、着けないと思っていた頂上に11時丁度に立つことができ満足でした。眼前に望める布引山は行くことはできませんでしたが、まだまだ冬の様相の雄大な景色を名残惜しく下りました。 |
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下りは快調で5時間かけた登りを2時間程でテント場に着きました。テントを片付け、これから待っている林道歩きが重く心にのしかかってきます。でも、気を持ち直し歩いていたら |
雨ヶ立山頂からの帰路、少し余裕ができたところで稜線上の広い場所で記念撮影です。 |
-雪の状態が良かったのか以外と早く林道歩きを終わらせることができ皆で「良かった、良かった」と言い合いました。 宝川温泉から又、タクシーで水上まで戻り、駅前で反省会をし長い帰路の道となりました。
又一つ、雪山の思い出が出来ました。皆さん、有難うございました。(福井)
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