屏風岩山(1051.6
m) 東尾根
《日 程》2014年4月6日(日)曇り
《山 名》屏風岩山1051.6m
《参加者》福井(リーダー)、佐藤 (美)、蔦 、金子、金子jr、石井(記録)計6名
《行 程》
小田急線新松田駅8:25−(富士急湘南バス¥1080)−9:23あしがら荘入口バス停―9:40出発―笹子沢―669M(東尾根)―12:35屏風岩山(15分昼食)−15:05あしがら荘入口−(タクシー)−15:53新松田―(小田急線)―新宿。
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《記録》新松田駅で参加者が揃い、バスに乗り込んだ。バスはハイカーで込み合っていたが、他の乗客は手前のバス停で降車、あしがら荘のバス停で降りたのは我々のグループだけだった。参加者は6名、天気は曇り。出発地点付近でも「みつまた」が満開(下の写真)なので、山の中ではどれだけきれいだろうと期待が膨らむ。身支度を整え、いざ出発、川に沿って道を歩き始める。 |
今回は笹子沢から尾根にとりついて尾根伝いに登るルートで例年この季節にみつまたを見るために使う尾根伝いのコースである。
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出発地点付近の満開のみつまた |
笹子沢沿いに進み、堤防を過ぎ、方角を確認しながら、尾根にとりつき登っていく。すると、ぽつぽつと現れ始めたみつまたがやがてみつまたの大群落として目の前に現れた。甘い香りのするやさしい花々の脇を通り抜けて登っていくと登りのつらさを忘れてしまう。
屏風岩山山頂 |
屏風岩山山頂は風があり、思いのほか寒く、黒っぽい空模様も気にかかる。速やかに昼食をとった後、下山ルートの相談をし、また来た道を戻ることになった。下向きに咲いている黄色い花を見ながら登るのもいいものだが、下りでも十分、三椏の花々を堪能できた。
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下りながら、みつまたの花々の脇をくぐり抜けていくのもいいものだ。
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下山途中(ミツマタをバックに) |
下山途中の笹子沢沿いの大堰堤です。 |
笹子沢まで降りてきて、何度も川を渡りながら、笹子沢に沿って歩き(中央の写真)、バス停にたどり着いた。7歳の泰ちゃんも終始しっかりした足取りで、最後まで疲れた顔を見せず、完歩した。
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今回の山行では、リーダーの入念な準備と的確な判断により、道に迷うことなく、また再び神秘的なみつまたの大群落に出会うことが出来たました。有難うございました。
因みにあしがら荘で入手したリーフレット「みつまた群生地マップ」によると、三俣地域(丹沢湖周辺地域)では、昭和20年頃まで地域の産業として、みつまたを和紙の原料として小田原印刷局に出荷していたそうです。現在でも山中にみつまたの群生地が多くみられ、株は山中いたるところに散在しているとのこと、花の内側が赤くなる「アカバナミツマタ」という種類もあり、鹿の食害に強く、また訪れる人に花を楽しんでもらうために育てているのだそうです。(完)
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