焼石連峰(東北)・牛形山
日 程: 4月30日(土)〜5月2日(月)
参加者:蓬生(L)、田口(SL)、堤(食糧)、福井(食糧)、飯島(装備)、松平(装備)、新美(記録)
行 程:
(1日目) 東京駅7:16⇒9:51北上駅9:56⇒(ジャンボタクシー)--10:35夏油高原スキー場11;30⇒
(ゴンドラ)11;43ゴンドラ山頂駅11:45⇒12:15丸子峠上部の幕営地
(2日目) 雨、ガスがかかり、停滞
(3日目) 幕営地5:15⇒6:25鷲ヶ森山6:40⇒7:30白っ子森7:40⇒9:00
牛形山9:20⇒10:10白っ子森10:20⇒11:10鷲ヶ森山11:20⇒12:10幕営地12:55(丸子峠経由)⇒14:00夏油温泉元湯
1日目
ゴールデンウィーク2日目ではあるが、東京駅はゆったりしていた。「はやて」は全席指定席車のためかもしれない。定刻に発車し、2時間半ちょっとで岩手の北上駅に着いてしまう。新幹線はやはり早いんだと納得した。
夏油高原スキー場 |
予約しておいたジャンボタクシーに乗り、夏油高原スキー場へ向かう。途中スキー場方面を望むと白く見え、雪が多いように見えるが、近づくにつれて道路に雪はほとんど見当たらない。今年は雪解けが早そうだ。スキー場には数台の車が駐車しており、家族連れが訪れていた。装備、食料を分担しあい支度を済ませ、遊覧用に稼働しているゴンドラに乗りこんで出発する。 |
ラクチンな山行である。ゴンドラ終点から丸子峠に向けて稜線沿いに歩きだす。雲が流れる中青空も見える。風が冷たい。夏道もでているのでそれを拾いながら進む。駒ヶ岳や目指す牛形山が遠くに見える。 |
駒ヶ岳や目指す牛形山が遠くに見える |
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横岳を過ぎ、丸子峠近くに来ると北西側に樹林となった比較的平坦な所があり、幕営地と決め、整地をしてテントをはる。風が冷たいのでジャンボテント内に集い、担ぎ上げてきたビールでまづは祝杯。天気予報では明日は雨とのこと。
風は冷たいが時々日も差し、そんな感じがしない。明日に備えて16時半頃より、夕食の準備をはじめ、19時半頃には就寝に。外に出ると北上市街地の明かりも見えた。
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2日目 停滞します。
日付がかわる深夜、雨が降りだしたようだ、時折雨足が強くなったりする。本格降りだ。04:40頃、小用に外に出るとガスもかかり、見通しが利かない。また寝袋の潜り込む。雨足が強くなったり、弱くなったりでガスも掛かる時は停滞するしかない。この悪天を予想してきたかのように蓬生リーダーがトランプを持参してくれたので、みんなで、七並べ、大貧民ゲームに興じる。明日の天候回復を期待して早めの就寝に。
3日目 3:30起床。朝食はうどん。おいしい。5:00を目標に準備。アイゼンを装着し、5:15出発。
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天気は回復してきた。雲海が広がり、北の方には岩手山らしき山も望むことができる。丸子峠から鷲ヶ森山に向けて稜線沿いに歩きはじめる。雪道を拾って歩くことができる。 |
しかし、鷲ヶ森山山頂は雪が無くなっている。山頂から少しくだったところで、真新しい熊の足跡を見つける。もう動き回っているようだ。 |
鷲ヶ森山山頂は雪が消えていました。 |
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雪が融けた夏道にはカタクリが花をつけ咲きだしている。アップダウンを繰り返し、白っ子森へ突きあげる鞍部からはところどころにロープが配置された急な草付きとなっており、滑りやすく嫌な感じである。 |
白っ子森山頂にはお地蔵さんがあり、何かほっとする。夏道が出ている稜線上のアップダウンを繰り返しながら進む。 |
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そして、牛形山へ向けて雪渓をトラバースして行き、稜線へ突きあげて登って行くと牛形山にたどり着く。 |
牛形山山頂での記念撮影 |
牛形山頂上からは駒ヶ岳、経塚山、焼石岳方面のなだらかな稜線が望まれる。下山は最初来た道をたどり直しながら、白っ子森、鷲ヶ森山へと戻る。白っ子森の急な草付きの下りはロープが配置されているとはいえ、落石を起こしやすくするため、緊張を強いられる。丸子峠から牛形山間は標高差は小さいものの結構アップダウンがあり、時間がかかった。
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12:10に幕営地に帰り着き、テントを撤収する。12:55丸子峠に戻り、夏油温泉に向けて下る。雪道の比較的なだらかで、且つ樹間の広いところを探しながら下って行く。もちろん赤布など見当たらない。トップを歩く蓬生リーダーのルートファインディングは的確で、しばらく下ったところで、夏道を見つけ出し、夏道を下って行く。途中2か所沢筋を横切り、林道に出て、夏油温泉へと歩みを進めた。元湯夏油温泉には20台近い車が駐車し、宿泊客が押し寄せていた。 文責(新美)
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