秩父のとんがり山 二子山(1166m)
2016年11月12日(土)快晴
L 飯嶋 SL吉岡 金子 渡辺綺 渡邊美 松平 堤(記録)
コースタイム
西武池袋駅6:15発⇒6:42着所沢6:43発特急⇒7:42西武秩父駅着⇒ジャンボタクシー で坂本登山口前 8:50登山口・・・9:45股峠・・・10:30〜10:45東岳・・・11:20〜11:30 股峠・・・11:55上級コース取りつき・・・12:25〜13:00西岳頂上・・・13:55西岳末端下り開始・・・14:15ローソク岩分岐(少し道探し)・・・14:30坂本分岐・・・15:00車道・・・登山口 タクシー、電車で、往路を戻る
秩父のジャンダルムと言われる岩峰。皇海山クラシックルートをクリアできたら、私も参加しようと思っていました。バス便が悪く、日の短いこの時期に行くに当たって、企画者の綾乃さんは、知恵を絞ってくれました。その甲斐あって9時前に登山口到着。登山口の入山者カウンターを押して進む。6600余の入山者。東峰、西峰分岐の股峠までは仁平沢沿いの道を登る。1時間ほどの登りは良いウォーミングアップだ。 |
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まず東岳アタック。先頭美知子さん。しんがり飯嶋さんで出発。1箇所ツルッと滑るアルミプレートを足場に登る所が難所。ここをクリアすると石灰岩の手がかり、足場共に安定しており楽しく登れる。振り返ると西岳が異様な角度で突き上げ、垂直な壁を見せている。“ムム・・手強そう!!”東岳は小さな山頂だ。下りは一層慎重に,短足の私にはハンデがある。若い人の長い手足が羨ましい。それでも思ったより快調に東岳クリア。 |
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皆の意気が上がる。股峠に戻ると、飯嶋さんが、ためらい勝ちに、膝の古傷を痛めたので、リタイアしたい旨打ち明けた。衆議の末、女6人衆で西岳上級コースに挑む事を確認。一般コースは、日影で濡れていて却って滑りやすいと言う情報もあった。
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上級コースのアプローチで早くも道間違え。迷い踏み跡も多く判り難い。要注意だ。でもロスタイムは少なかった。
取り付きには、苦情が多いので、鎖は外した。自己責任で登って下さいとの小さい看板がある。遠目では困難に見えた岩は,近づくとしっかりした凸凹がいっぱいあり、所により指を掛けられる天然の穴まで開いていた。最初の2ステップぐらいをクリアすると、後は楽しく登れる。岩の隙間に生える、紅葉した潅木も心の慰めになり、恐怖心を和らげてくれる。
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あっという間に西岳頂上の看板まで着いてしまった。南西には,赤岩尾根を従えた両神山が堂々と座っている。ここから西岳末端までは、やせ尾根のアップダウンが続き、このコースのハイライトだ。さすが岩慣れしている美知子さんは、上手にコースを選ぶ。綾乃さんは、頼もしいシンガリを務めてくれる。無風快晴の秋空、スリルある岩の稜線歩きを満喫した。西岳末端から5mくらいが、鎖のある急下りで、このコース最後の難関。 |
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しかし体を離して岩を眺めると、ホールド、スタンスが、小さいながらしっかり着いている。間もなく大岩の基部に降り立ち今回の岩登りが終了。やった!!の声、短い、もっとやりたい!と勇ましい声が飛び交った。魚尾道峠への道で,もう一度軽い道迷い。これは判りづらい標識のせいという事にしましょう。歩き易い道を、首を長くして待っているだろう飯嶋さんの元に急ぎました。 |
西武秩父駅前の蕎麦屋で、興奮冷めやらぬ反省会をしました。乾いたのどを通るビールの美味しい事。緊張していたんですね。40台から70台までこんな幅広い年代が一緒に冒険を楽しむなんて、さんかくてんならでは!!(ちょっと自画自賛かな) 企画そして、図らずもリーダーまで務めてくれた綾乃さんに、感謝、脱帽。
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