吟行 蕨山

【日 程】 2017.11.19

【参加者】 L渡辺() 松平 松尾() 福井 堤 蔦 長谷川 上原(俳句) 今岡()  

【行 程】 8:00飯能駅バスー8:59名郷着―9:20出発―9:40運慶橋―10:25大岩の尾根―11:50蕨山山頂―
      12:20
下山―13:00藤棚山−13:45大ヨケノ頭―15:40さわらびの湯バス停

 

三度振られて(降られて)四度目の正直は、快晴の一言です。長瀞行の西武線も、名郷行のバスも満員でした。一時間立ちっぱなしで目的地に。車窓から山村の暮らし振りを眺めました。

 名郷のバス停より蕨入橋を渡り、林道へと入っていく。「蕨山2.5q」の道標に従い、沢を渡り、植林帯を登って行く。 

「猟犬の 鳴き声響く 秋の空」

「枯れ草を 踏む足もとに 霜柱」

 
地図とは、違った道の様子があり、地図を持ち寄り、コースの確認。登山道が有ったり、なかったりでした。標高が上下する中、山頂と思わせる所が、次々現れました。

 山頂は、ベンチが二つあり、昼食をとる平らな場所も充分ありました。朝よりは雲が少しずつ昇り出して、遠くまでは見渡すことはできませんでしたが、かなり良い展望に恵まれました。心配された寒さも、日向はぽかぽかしていました。

「名の通り どん栗の宝庫 名栗山」

     「はらひらり 静謐破る 葉擦れ音()よ」

           「蕨山 仰ぎ見頬張る 林檎かな」

 

蕨山山頂からは一気に下っていきます。特に2段目の下りはなかなかの急傾斜なので、前日の雨の影響がなっかたことにホットしました。藤棚山(920)にかけてはゆるやかな尾根道が続きます。

大ヨケの頭(771)あたりでは、右手の展望が開け、棒ノ嶺方面が望める。紅葉の時期は、少し遅かったようです。それでも向かいの山に、日が当たるとスポットライトを浴びたように輝く山の端の紅葉は美しかったです。

「枯れ葉踏む 足音ばかりの 下山道」

      「歩み止め いく度も魅入る 紅葉かな」

             「色落ち葉 心そぞろに そこかしこ」

金毘羅神社跡には、小さな石祠と奥之院と書かれた石碑が祀られています。ここからさわらびの湯まで1.2qの最後の大下りとなります。植林帯を下って行くとさわらびの湯のバス停にでます。

   「岩陰で 顔赤らめる 紅葉かな」

   「それぞれの 秋を積み込む 帰路のバス」

 

帰りのバスはすわることができました。立っている人も多かっただけに値千金でした。

 

 

 

 

 

 

 


































































inserted by FC2 system