丹沢主脈縦走山行報告 (ヤビツ峠・富士見~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~東野 日 程:2020年11月21日(土)~22日(日) 私にとって今回の丹沢主脈縦走は、さんかくてんに入会して2年余りの中で、初めての山小屋泊山行となりました。(旅館泊は2回あり) |
秦野駅集合後、タクシーにてヤビツ峠・富士見まで時間を稼ぎ、まっ青な空の中見晴らしの良い尾根を二ノ塔、三ノ塔と富士山を眺めながら快調に歩きました。登山道も以前より整備され、その分木道や階段が増えていましたが、これだけ多くの登山者なので山を守るためにも必要かと思いました。三ノ塔には立派な休憩所とトイレも新築されていました。 |
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その後の鎖場では、さすがに行列ができ待ちました。すぐ前に高校のワンゲル部?がいて、しんがりを努めていたリーダーは軽々と岩場を降りていきました。 私たちはその姿を頼もしく眺め「こうゆう子たちがいれば、日本の山の会も安泰?」と話しました。私たちのグループも鎖場を難無く降り、さすがベテランといったところでした。 |
途中、足がつる等もありましたが、「ツムラ68」のお陰もあり、無事塔ノ岳まで登り切りました。 |
塔ノ岳を過ぎると途端に人が減り、だいぶ傾いた日差しの中、丹沢の山々、富士山、南アルプスを横に見ながら歩き、丹沢山みやま山荘に到着しました。休憩時間は多めでしたが、歩行時間はほぼコースタイム通り。さすがリーダー三戸さんでした。 |
小屋の前にはマユミの木が可愛い花のようなピンクの実をつけていて、ホッとしました。(でもマユミの実には毒があり、食べるとお腹をこわすそうですよ) |
夕食までの間、今日一日を振り返りながらビールで乾杯!山頂で皆で語りながらの一杯は最高です。おつまみを食べ過ぎて夕食に影響した人もいましたが。夕食は10人づつ数回に分けてとり、私たちは2回目でした。噂にたがわず、鴨肉のロースト、山菜などの野菜の種類も多く、どれもとても美味しかったです。夜は星空と夜景がとっても綺麗でした。 三連休ということもあり、山でも山小屋でも若者が多く、年配の方に出会うのが珍しい位でした。小屋では布団1枚が1人分、ゆとりはありましたが、ほぼ小屋は満員。各自、近くの窓を少しずつ開けて換気しながら眠りにつきました。 (記・矢沢) |
【2日目】丹沢山・みやま山荘7:06~棚沢の頭8:03~蛭ケ岳山荘9:12~蛭ケ岳9:30~姫次11:15~11:40出発~12:00八丁坂の頭12:20~林道終点13:55~東野バス停14:40~青根いやしの湯(青根緑の休暇村)15:10➡タクシーにて藤野駅へ 記録:朝食が予定より早く済み30分程早い出発になりました。早朝からの霧の中を丹沢主脈縦走路を歩き始めます。稜線に出ると強い風が吹き荒れて、時々身体が煽られ、風を遮るものが何もなく、しかも、視界も悪く、ただただ蛭ケ岳目指します。 |
不動の峰、棚沢の頭とピークを越え、蛭ヶ岳山荘に到着。建物で風が遮られている小屋の裏で一休みし、早々に山頂北側の縦走路を下りました。 蛭が岳からの下りは、風はなくなり霧も晴れ、ようやく次々と続く山並みが眼前に広がってきましたが、急な階段状の木道が続き気が抜けません。次第に道が緩やかな上り下りになり、周りは樹林帯に変わり、地蔵平、原小屋平を過ぎ姫次に到着しました。テーブルが3つほどありここでゆっくりと昼食を楽しむ予定でしたが、空模様が芳しくないため20分ほどの昼食タイムとなり下山開始しました。 |
ここからは下るだけです。八丁坂の頭で焼山方面への下りと別れ、東野バス停に向かいます。樹林帯の中をジグザグに下り林道終点に到着。出発時間、姫次での昼食時間の短縮で予定より1時間ほど早くの下山になりました。 青根中学校脇を抜け集落の中をバス停へ、しかし、到着したものの次のバスは16:20、2時間ほど先です。歩行15分程先の青根いやしの湯から藤野行のバスが出ていると雑貨屋のおばさんに聞き、そこへ向かうことにしました。「これって、車で15分では?」と言いながら歩いて30分あまりで青根みどりの休暇村いやしの湯に到着しました。連休のためか、キャャンプ場もいやしの湯も混雑して、いやしの湯は入場制限中。藤野行のバスはここの送迎バスで本日は終了(?)とのこと。とりあえず、皆でビール一口で寛ぎ、タクシーで藤野に向かうことになりました。(記・蔦) |