三条の湯(1103ⅿ)
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〇日程 2月4日(日)~5日(月)
〇参加 石川(L)福井(SL)蔦・渡辺(綺)三戸(記)
当初お祭りから三条の湯で一泊し、翌朝雲取山登頂の後七ツ石山経由で鴨沢に下山の計画であったが、二日目の5日に雪になるとの事前情報からニ日目は雲取山をあきらめ、サオラ峠経由の丹波に下山の計画に変更し、本山行に臨んだ。
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![後山林道にて](clip_image0041361.jpg) |
後山川沿いに林道を進みました。 |
【第1日目:2/4】 曇り時々微雨
(行程)9:30奥多摩駅―バスー10:10お祭りー11:10片倉橋―12:00塩沢橋―14:20三条の湯
朝玄関の戸を開けると東京の空は小雨、嫌な気分になったが天気予報は午前中曇り、午後から晴れとあるのを信じ温泉入浴を楽しみに家を出た。
奥多摩駅で集合し、皆の笑顔に勇気づけられバスに乗ること約40分でお祭りバス停に到着する。国道沿いに歩いて約5分で登山口となり立派な看板には「三条の湯へ10㎞ 徒歩約3時間」とある。後山川沿いに林道を進むとゲートがあり、ここからは一般車両は通行止めとなる、
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![後山林道を過ぎて登山口に入る](clip_image0061235.jpg) |
三条の湯へは一旦後山川の沢に下ってから登りなおします。 |
片倉谷ゲートの脇をすり抜けしばらく行くと黒滝橋から見える後山川渓谷の滝が素晴らしい。塩沢橋を通過し林道終点手前の広場にて昼食を摂るが、気温が低いからか大半がカップラーメンを啜っている。
ここからは山道となるが道幅は1ⅿ前後と狭いものの良く整備されており、登りはあっても道は平面で非常に歩きやすい。調子よく歩を進めると、やがて山荘前のテン場に出る。
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![テント場の橋からの三条小屋](clip_image0081133.jpg) |
後山川の小さな橋の上から、三条の湯が見えました。 |
水場も併設されているがうっすらと雪が被っており誰もいない。
テン場から100ⅿほど上がったところに待望の温泉小屋「三条の湯」の建物がドンと構えている。 |
![三条の湯前写真](clip_image010997.jpg) |
三条の湯と温泉の浴室 |
![風呂(2つの風呂場のうち、小の方)
三条の湯予約サイトより](clip_image011165.jpg) |
受付で手続きを済ませ聞くと、宿泊者は我々5名貸し切りとのこと通常1相部屋の処、女性3人用に8畳一間、男性2名用に6畳一間を割り当ててもらった。ややレトロな木造の建物は山間の温泉小屋の趣に満ち溢れる雰囲気である。一般には建物の中の廊下沿いに部屋が並んでいるが、ここ三条の湯では庭の広場に軒先があり、引き戸をガラガラと開けると靴棚のある小土間、更にガラス引き戸の奥に畳の座敷がある。ポツンと一つ石油ストーブが置いてあり慣れない手つきで点火する。
夕食は17時半との事でそれまでに、お先にと男性二人で念願の三条の湯に入る、風呂場は大小ある中で3人用の小風呂に入浴する。入口に3枚札が掛かっており「をとこよう」「をんなよう」札をそれぞれ表向きに掛け直して入場する。ほのかに温泉臭が漂い、泉質は透明、肌に少しヌルッとくる。
暫しの間、三条の湯を楽しんだ後、食堂にて夕食を頂く。ワンプレートに山の物、豚肉ハムが盛り付けてあり、小屋主が射止めた鹿肉の燻製をつまみにビールを楽しみ床に就いた。
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【第2日目:2/5】 曇り
(行程)6:45三条の湯―8:20塩沢橋―8:50片倉橋―9:40鴨沢西バス停
前夜スタッフから下山先の丹波山温泉施設(のめこい湯)が大雪の為に休館とのことを知らされ、このままでは下山後バス発車時刻まで2時間余り入浴も食事もできないことが分かり、急遽ピストンにてお祭りバス停の先の鴨沢西バス停まで帰る事に変更した。奥多摩駅に着いたのち、名物カレーライスを食べお昼前に青梅線に乗る頃には雪も降り始め、後から聞くと16時には大雪の為青梅線運休になったとの事、石川(L)の的確な判断に敬意を表する次第です。
≪追記≫今回は、急な降雪のため2度にわたって予定変更をせざるを得なかった。
気象状況や周囲の環境変化に対して臨機応変の早い行動が、楽しく安心・安全の山行に繫がる事を思い知らされた山行でした。
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