根石岳(2603m) 山行記録
日 程:2024年2月18日(日)〜19日(月)
参加者:三戸(L)・堤(SL)・関山・飯嶋・石川・渡辺・福井・今堀・南・長谷川(記録)
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コース:
2月18日:新宿7:00発―茅野9:07―送迎車で桜平10:20着―徒歩で夏沢鉱泉10:55着(登山準備)夏沢鉱泉11:40発ーオーレン小屋12:40着(休憩)―オーレン小屋12:52発ー箕冠山14:20着ー根石岳14:45着―箕冠山15:03着ーオーレン小屋15:40着ー夏沢鉱泉16:30着
2月19日:夏沢鉱泉8:05発ー氷瀑G4 8:55着―夏沢鉱泉10:20着 夏沢鉱泉14:00発―徒歩で桜平14:30―送迎車で茅野駅15:30
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桜平よりザックを小屋まで車で届けてもらい、身軽になって車道を小屋まで歩きました。 |
三戸リーダーが約半年前から企画を温めて下さった山行で、参加メンバー全員が待ち遠しくて、祈る思いで天気予報を気にしていました。直近の詳細な天気予報から判断していただき、1日目が登頂に適していると特急乗車中に決定しました。
茅野駅から小屋の送迎車で桜平まで行き、一旦下車してから重〜いザックは先に小屋まで車で届けてもらい、身軽になって車道を小屋まで歩きました。なだらかな上りの車道歩きは、チェーンスパイクが大活躍でした。体温が上って、丁度良い準備体操になりました。 |
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夏沢鉱泉で手早く行動食をとり、元気よく登山開始 |
夏沢鉱泉の小屋で手早く行動食をとり、装備の準備をして元気よく登山開始。
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時々晴れ間がのぞくと「八ヶ岳ブルー」への期待が膨らみました。 |
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川の水は凍らずに流れていて、岩の上真っ白な雪が、日本庭園のような美しさを醸し出していました。 |
三戸リーダーが列のトップとなり、絶妙なペース配分で歩きました。時々晴れ間がのぞくと「八ヶ岳ブルー」への期待が膨らみました。雪山でも上りでは汗ばんできて、こまめな水分補給と衣服調整に留意して、アイゼンが心地よく効いて順調に進みました。
川の水は凍らずに流れていて、岩の上の苔に積もった真っ白な雪が、まるで日本庭園のような美しさを醸し出していました。 |
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絶妙なペース配分で歩きました。 |
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オーレン小屋に到着し休憩 |
予定通りに12時40分にオーレン小屋に到着して休憩。既に下山途中の登山客が何人か休んでました。
私達は、飯嶋さんが重い装備と一緒に持って来てくれたお手製のパウンドケーキをごちそうになりました。雪のように白いシュガーアイシングが施してあり、とっても美味しかったです。 |
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地図で確認すると、目指す箕冠山ではなく夏沢峠に向かってることに気が付きました。 |
そして、小屋を出て間もなくまさかの「道間違い」が・・・。後方を歩いていた関山さんが「ちょっと道が違うんじゃないかな?」と声をかけてくださり、地図で現在地を確認すると、目指す箕冠山ではなく夏沢峠に向かってることに気が付きました。
回れ右をして来た道を戻り、往復30分弱のいい運動でした。どこで間違えたか不思議に思っていましたが、戻ってみると左のような立派な標識を発見いたしました。 |
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箕冠山(みかぶりやま)2590m山頂 |
高度が上がるにつれて厚い雲空になって木の枝に雪が多く見られようになり、箕冠山に到着する頃には空は真っ白な状態でした。堤サブリーダーが樹林帯を抜けると強風になることを教えてくれて、各自しっかりと衣服や手袋等を準備して気を引き締めて進みました。 |
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根石岳山頂手前の鞍部はすごい強風で雪が飛ばされ砂利道になっていました。 |
強風の中を慎重に少し下り、根石岳山頂手前の鞍部は更にものすごい強風で、顔に風は痛く感じて、先程までの山とは全く別の山と感じる程でした。足元は、強風で雪が飛ばされて砂利道になっていて、アイゼンの刃が引っ掛かりやすくて歩きにくかったです。前方を歩く人に必死について行きました。 |
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根石岳2603m山頂 強風の中で、先頭の「山頂に到着〜!」の明るい声 |
強風の中で、先頭の「山頂に到着〜!」の明るい声が聞こえた時は「やったー」という感じでした。山頂では風が強くてゆっくり休憩する余裕はなく、集合写真を撮ってすぐ下山。風を避けられる樹林帯まで戻りました。 |
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強風で飛ばされる雪でロープに作られた巨大なエビのシッポもどきや幻想的な雪景色をしばし眺めました。 |
強風で飛ばされる雪でロープに作られた巨大なエビのシッポもどきや幻想的な雪景色をしばし眺めながら歩きました。
一瞬僅かに雲が切れたかと思うと瞬時に次の厚い雲に覆われる天候で、八ヶ岳ブルーが見られるのは次回以降のお楽しみとなりました。
樹林帯に戻ると強風は嘘のようにピタッと止んで、ほっと一息入れてから下りました。皆の歩調が合い、計画通りに16時半に小屋に到着できました。
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歩行距離:2km 上り・下り:322 |
【2日目:氷瀑見学】
5時20分、早めの朝食後に充分休憩して8時過ぎに小屋を出発。既に氷瀑を上る人たちが小屋を出発していたので、勇姿が見られることを期待しました。
緩やかに上りながら渡渉する地点を探しましたが、目印がなくて迷いました。そこで少し上の地点まで進みましたが、トレースが全くなかったため、違うことがはっきりしたので最初に迷った地点まで引き返して渡渉しました。
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とっても冷たそうなので、落ちないよう前の人の足の置き場を参考にして慎重に渡りました。 |
川の水量はあまり多くなく、水かさが浅かったものの、とっても冷たそうなので、落ちないよう前の人の足の置き場を参考にして慎重に渡りました。氷瀑が近くなるにつれて、登りの傾斜がきつくなりましたが、トレースがしっかりついていたおかげで、足の動きは安定して進めました。
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氷瀑には2、3人が登っていて、氷を力強く打ち付ける腕の動きやアイゼンの足さばき、氷を蹴ってリズミカルに下降してくる姿に感心 |
氷瀑には2、3人が登っていて、氷を力強く打ち付ける腕の動きやアイゼンの足さばき、氷を蹴ってリズミカルに下降してくる姿に感心して見とれつつ、ゆったりとティータイムを過ごしました。
小屋に戻るには、時間が十分あったので近くのもう一つの氷瀑も見学しました。こちこちに凍った巨大な塊になっており、誰も登っていなかったので、長居はしませんでした。雪山との別れを惜しむように、雪に大の字になって寝転んだりして思い思いに楽しい時間を過ごしました。 |
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荷物を預けて2時に小屋を出発。リーダーの「最後まで気を抜かないように」の一言で、気を引き締めて、桜平までの緩やかな下りの車道歩きを無事下山しました。 |
小屋で、冷えた身体を温泉でしっかり温めて、ボルシチやハンバーグ等を食べて、大満足。桜平までの送迎車の時間まで、時間がたっぷりあったので、地図を開いて今後の山行会議に花が咲きました。
荷物を預けて2時に小屋を出発。リーダーの「最後まで気を抜かないように」の一言で、気を引き締めて、桜平までの緩やかな下りの車道歩きをして、無事に登山終了。
帰りも送迎車で茅野駅まで送っていただき、とてもありがたかったです。茅野駅に隣接したオシャレな「カフェ・アンダンテ」で反省会後、特急で新宿に帰りました。
持ち物の準備等、事前から丁寧教えていただいたり、現地での天候の状況に合わせて助言していただき、雪山での貴重な学びの多い山行でした。企画していただいたリーダー、サブリーダーに大変感謝いたします。ありがとうございました。
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