百名山 北アルプス 笠ヶ岳 2898m

日程2023.9.1(金)〜4(月)
参加者:福井(L)、吉岡(SL)、今堀、蔦(記録)、長谷川、松平、松尾、矢沢、石川(研)(記録)



92日(土)

距離9.8km、のぼり/くだり1905/196m 9時間55分(うち休憩1時間42分)

新穂高温泉06:37→07:51笠新道登山口08:01→12:22杓子平→14:52笠新道分岐→15:51抜戸岩→16:32笠ヶ岳山荘

22:30に竹橋を出た毎日アルペン号は3列シートでフットレスト付き。横と仕切るカーテンもあって十分に休めた。

朝食、身支度を終え、新穂高温泉を出発する。左俣林道では、手前の山の向こうに笠の上部が少しの間だけ見える。

笠新道登山口の水場は、事前に知らされていたとおり水が出ていない。

笠新道

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笠新道の急登


皆、用意してきた多めの水を積んだザックを担いで、ほとんど風のない樹林帯を登る。

急登で有名な笠新道はジグザグの登りが続くが、その分無駄なアップダウンがない。

福井さんの安定したペースでのリードもあり、標高を稼ぐことができる。

笠新道からの穂高連峰

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標高約1800mまで登ると南側に槍穂高連峰が見えてくる。



標高約1800mまで登ると南側に槍穂高連峰が見えてくる。ジャンダルムはどれだろう、来年は穂高に行きたいなどの会話が聞こえてくる。

稜線から望む笠ヶ岳
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笠ヶ岳と小屋へ最後の登り

灌木帯の杓子平に入ると傾斜が緩む。笠ヶ岳も再び姿を現すが、なかなか近づかない。

笠新道分岐を左折して稜線に出ると、薬師岳、黒部五郎、立山、剣岳など北側の展望が開ける。

今までに登った山々から望んできた笠ヶ岳。天気にも恵まれ、稜線で360度の山岳展望を楽しみながら山小屋に到着することができた。

2000m近く登り、体力的には疲れた初日だったが、メンバーが励まし合い、助け合い、グループ山行の良さを実感することのできた1日だった。(石川)







93日(日)距離17.6km、のぼり/くだり578/2290m 11時間17分(うち休憩1時間50分)笠ヶ岳山荘05:33→05:47笠ヶ岳06:02→06:13笠ヶ岳山荘06:27→06:57抜戸岩→07:46笠新道分岐→07:53抜戸岳分岐→09:19秩父平→09:57大ノマ岳の肩10:11→10:55大ノマ乗越→11:33弓折岳→11:37弓折乗越→12:29鏡平山荘12:41→14:18秩父沢出合14:28→15:05小池新道入口→15:27わさび平小屋15:42→15:54笠新道登山口→16:50新穂高温泉

朝日の影笠ヶ岳





朝食後、笠ヶ岳山頂に上る。朝日の中で北アルプス、中央アルプスの山々を楽しむ。

雪が降った山の前に立つ男女

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笠ヶ岳頂上で

山の斜面に立っている人

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弓折岳への稜線から笠ヶ岳を振り返りました。

早々に小屋に戻り、少しだけ軽くなったリュックを背に稜線を緩やかに下り傘新道の分岐に向かう。分岐を過ぎて抜戸岳山頂へ。槍・穂高岳の全容が眼前に広がっていた。9名、それぞれの思いを込めてさらに1時間余り稜線を行くと、ところどころにリンドウやハクサンチドリが彩り、立ち枯れたコバイケイソウで覆われた秩父平が広がっていた。槍穂高を眺めながら花を楽しみながら贅沢な稜線を少し登って大ノマ岳を超える。大ノマ乗り越えの向こうに最後の登りの弓折岳がまっていた。弓折岳を少し下ると鏡平からの分岐に出る。ここからは、小池新道を経て新穂高温泉まで下りとなる。最後の急尾根を慎重に下り鏡平に着くやホットする間もなく皆がかき氷やアイスクリームで長い山旅の緊張をほぐしていた。

森の中に座っている人たち

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鏡池に映し出された穂高の山脈に別れを告げ沢の枯れ切った小池新道をひたすら下り、左俣林道からワサビ平を経て本日の宿、新穂高温泉に向かう。

 長い長い笠ヶ岳の山旅が終ろうとしていた。9名、各々の胸に何かを残して・・・。

 終始先頭を歩き、この山旅を計画してくれたリーダーの福井さん、声掛け合い支えてくださった9名の皆さんお疲れさまでした。そして、お世話になり感謝、感謝です。私にとって思い出に残る貴重な山旅でした。(蔦)



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