上越国境・清水峠
六日町〜清水街道〜土合
○日 時:2023年10/14(土)〜15(日)
○山 域:谷川山系 ○山名:上越・朝日岳
○メンバー:桑村(L・記録)、亀井(大田山の会)
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○コースタイム:
10/14 清水街道08:50>十五里尾根(謙信尾根)・井坪坂分岐10:00>十五里尾根取り付き(中部北陸自然歩道)10:10>清水峠13:30>白崩避難小屋13:35・14:05>旧国道(旧清水街道)>白樺避難小屋16:50
10/15 白樺避難小屋06:30>新道>虹芝寮>一ノ倉沢駐車場との分岐>一ノ倉沢駐車場09:30
上越・朝日岳企画の三つ目。9月の宝川温泉〜朝日岳〜清水は、両日が雨のために中止。次の同コースは初日が雨のために白毛門からのピストンに変更。今回の朝日岳も雨なので登頂は断念して、二日目は旧国道の清水街道を土合へと抜けた。
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十五里尾根と井坪尾根の分岐付近の登川の徒渉は幸い増水はしていなかった。
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14日、東京から始発で、8時23分に六日町に着くのに、バスは8時15分に発車するダイヤ! タクシーで巻機山の麓の清水集落(ここでバスに追いつく)から、清水街道(国道291号線)のゲートまで入る。
キノコ採りらしき男性一人と会う。登川(のぼりがわ)に沿った舗装路を、十五里尾根(謙信尾根)と井坪坂の分岐まで進む。
井坪坂分岐周辺は渡渉注意とあったが、幸いに増水はしていなかった。 |
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今晩はキノコ鍋だ! |
同行の亀井さんはせっせとキノコ採り、今晩はキノコ鍋だ! |
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取り付きには清水峠越えの由来を説明する中部北陸自然歩道の看板 |
十五里尾根の取り付きには、中部北陸自然歩道の看板が出ていたが、あまり歩かれていないようだ。十五里ということは、約60km、清水から水上までの峠道の距離にちなむという。上杉謙信の行軍も利用したので、謙信尾根とも呼ばれている。
計画では、往路は井坪坂から、復路を十五里尾根で周回にしていたが、2日目が雨の予報なので、初日に朝日岳を登ろうと考えて所要時間の少ない十五里尾根を選択した。
初見の尾根はなかなかの急登、雨の下りは避けた方がよさそう。電波の届く場所で、留守宅(下山報告先)の長谷川さんに下山コースの変更の可能性を送る。エスケープを新潟(清水)に戻る井坪坂だけにしていたが、群馬(水上)への蓬新道や旧国道も考慮し記載すべきであった。 |
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清水峠にある北へ清水、南へ土合、西へ蓬峠、東へ朝日岳の道標 |
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清水峠よりの雄大な景色、手前JRの巡視小屋、遠くに白崩避難小屋 |
あこがれの清水峠(群馬と新潟の境)の雄大な景観が現れる。上越国境の稜線とJRの巡視小屋と白崩避難小屋も一望できる。
だが、峠手前のトラバース道(クマの目撃情報あり)が崩壊してしまっていた。お天気の今日のうちに朝日岳をピストンしようと考えていたが、この崩壊地で時間がかかってしまい、秋のつるべ落としでは日没になってしまう。またまた次回に持ち越しだ。 |
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清水峠の白崩避難小屋と小屋内部 |
白崩避難小屋は2階建て、10人ほど収容できて、トイレもある。朝日岳から下りてきたと思われる休憩中の若者男女4人パーティーに出会う。今日は蓬峠で幕営だという(翌日の一ノ倉沢の駐車場でも出会った)。
私たちはここで宿泊予定だったが、明日の雨を考慮して、日も高く天気の今日のうちに、旧国道を下ることにしたが、これは大正解だった。沢筋が何本も横切っている旧国道は、加齢なのに水と宴会鍋セットを担いだ避難小屋泊装備ではタイヘンだったのだ。
清水峠付近の3つの水場は、8月と9月の情報では枯れていたので水を担ぎ上げたのだが、10月には潤沢に流れていた。9月に出ていたというJR小屋裏は枯れていたが。 |
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2日目は黄色く色付き始めた新道経由で下山しました。 |
白樺避難小屋は緊急避難用なので、前を通ったことはあるが計画して利用はしない。今回は緊急避難で利用させていただいた。コンクリートの床で3〜4人が宿泊できる。夜半からの雨を凌がせてもらった。
2日目は新道で下山する。黄色の黄葉が始まった登山道は、晴れていればステキなハイキング路なのに、雨のせいか誰もいない。両日とも、登山道では誰にも会わなかった。 |