上越 向山から高檜山(1315m)




日 時:2024120日(土)
曇り後小雪 
下りリフト時は雪、風、ガス

参加者:
L桑村 SL渡邊美 吉岡 中島(目黒) 亀井(太田) 福島 松澤郁 松澤愛 堤(記)

行 程:6:30JR武蔵野線東所沢駅前集合 車2台で奥利根スキー場 9:40駐車場 10:20第一リフト乗車 10:504リフト下車 11:15出発→12:05向山山頂昼食12:30発→13:05細尾根末端→13:401266mピーク14:00発→15;454リフト着→16:30駐車場着











桑村さんは、昨年から高檜山へ行こうとしていた。しかし結局日帰りでは無理と考え奥利根スキー場から向山(1323m)へと変更して案内を出した。向山で検索すると、日本国中いたるところにある。しかし目指す向山は、国土地理院地図に山名すら載っていないピークだ。山行記録を探すも、たった一つしかない。地理院地図では、標高差400mぐらい。往復リフトが使える、高齢弱小女子にも行けそうと、参加申込をした。ところが、外部より大きな助っ人が参加する事になった。しかも車まで出してくれる。そして1週間前に出た計画書は、上越高檜山,しかもあろうことか下山予定時間が18時だ!!これはリーダーの並々ならぬ行く気だと、私は思った。山行パーティの力量はメンバー中1番力が弱い人で決まる。高檜山登頂の成否を握るのは私だ。久しぶりに山行前からドキドキ、少しワクワクだった。

ゲートハウスからリフトを3台乗り継ぎました。

当日薄暗い中全員東所沢駅前集合、2台の車分乗。愛ちゃんご夫妻が運転してくれる。直ぐに関越自動車道に入った。危惧したほどの渋滞も無く、3時間ほどでスキー場駐車場に着いた。

アドレナリン全開の私は、綾乃さんを凌ぐスピードで支度を済ませ、リフト券売り場へ向かった。アレー誰も来ない?待つこと暫し、何やらのんびりとした感じの皆様が到着。券売所の係は、下りリフトは第一リフトしか使えないとの事だった。リーダーが事前に何回も調べた事と話が違う。屈指の積雪量を誇る上越だが、この冬は降雪が少なく、このスキー場もやっと全コースが開いたばかりだ。下の方はブッシュや汚れた雪が目立つ。登山靴でリフトから降りるのは、慣れないと難しい。でもリフトの係員のおじさん達(アジア系外国人)は親切だった。



3本のリフトを乗り継ぎ、ワカンを着け、さあどっちに向かうのか?まず向山がどこにあるかが分からない。天気は曇り、視界は良好ではないが、悪くはない。和代さんと桑村さんで何やら相談の結果、緩い斜面を南東に進む事になった。さあ出発の号令がかかった時は既に」1115分にもなっていた。先頭の虎ちゃん(愛ちゃんの御連れ合い)は、高校の山岳部出身、若くて、長身。Lの用意した篠竹(赤テープ付き)56本を背負い30cm程の雪をグングン進む。まるで道が見えるかのようにためらいが無い。時々振り返り、後に続く私達を気使う。途中和代さんに先頭が変わる。彼女は赤沢山山行の時、土合山の家裏手の積雪1mを超えるかという急斜面を、機関車の様にラッセルした方です。そんな訳で1時間もかからずに向山に着いてしまった。私は必死で付いていったが、珍しく綾乃さん、美知子さんも息が上がったと聞いて、少しほっとした。天気が良ければ展望が効くかもしれない山頂で、ランチタイム。


協議の結果次の1266mピークまで目指すことにした。当初南西に進み、尾根筋が自然と南に向きを変える細尾根をたどる。ちびポコ二つを超え尾根の末端に出たのは、35分後。末端からは方向が変わる。少し下って、今日最後の上り。たった70mの登りを、やけに頑張った。桑村さんと、和代さんは、休憩中に、1266ピークと、高檜山を偵察に行った。2時間早く出たら確実に高檜山山頂を踏めたけれど。今日は午後から天気が崩れる予報、すでに小雪が舞ってきた。帰路は踏み跡ができているので、早い。向山のピークを避け少しトラバースする。上を見ると愛ちゃん夫妻は、ちゃんとピークを踏んでいた。

上のリフト到着後は、綾乃さんと私の出番、リフト乗車の交渉をしに行く。リフト乗り場のおじさんは、交渉の必要もなく、間もなく終了だから早く乗れと急き立てられた。2本目のリフトを降りると、桑村さんが蒼い顔をして寒くて動けないと言う。私も凍えて口もきけない。幸い開いていた食堂で,暖をとり目いっぱい着込んで、こと無きを得た。

帰りは渋滞も無く東所沢の中華料理屋で、同行の亀さん(太田山の会)の喜寿の祝いをした。私は翌日気が付いたのだが、地理院地図と実際のリフト終点の位置が違っていた。向山が分からなかった理由が分かった。

 

 

 

 





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