後日談:二百名山小秀山は岐阜の山で関東の登山者には馴染の無い山で、私も知りませんでしたが数年前に関西方面を転勤していた得津氏に合わせて西の山歩きを検討していた時の案内書から行きたいと思っていた山です。4月の残雪期を利用してと企画すると春に三日の晴れ無しの諺通り、企画しては予報が悪い年が続き3度目の正直で今年は登れそうな予報になりました。しかし得津氏は仕事が忙しく参加できません。交通機関は当初はバスタ新宿から中津川市へ早朝に着くの高速夜行バスか新幹線で名古屋に着き、中央西線で中津川市に行く方法を考えていましたが、疲れが残るやら交通費が高くつくことから1時間に1本のバス便があり、バス代も安い事からバスタ新宿から飯田市までの高速バスを利用し、飯田市からレンタカーを利用し下呂温泉に近い小秀山を目指すことにしました。 翌朝、恵那山荘を出発し、中津川市内を抜け、1時間余りで登山口の乙女渓谷キャンプ場の駐車場に着きますが人の気配がありません。ここから暫くは立派な木造の階段が幾重にも続く二ノ谷渓谷沿い遊歩道を滝を見ながら上へ上へと進みます。どの滝も日本名瀑に引けをきらない立派なものです。滝を見ながら避難小屋を過ぎると木造の階段はなくなり、木の根を掴みながら滝の脇の急登を進みます。最後の孫滝手前の渓流で綺子さんが渓流でドボン、しばしの休憩です。ここから沢を離れ、狭く断崖の様な狭い岩尾根を上部に進み、鎧岩の大岩をトラバースして更に道も不鮮明になった岩尾根を這い上がりました。そして第一展望台・第二展望台と言われる個所を過ぎ、いよいよ「かもしか渡り」という木の根と岩の難所を通過しましたがそれまでの難所を通過した皆さんは今までの方がきつかったとの意見です。ここから三ノ谷分岐まで進み、兜岩への急登を終え、これからは標高差の少ない、標高1900m位の稜線を標高1982mの小秀山を目指せばと安易に考えていましたが、残雪が多く残り、全国的に気温が上がり、雪面の踏み抜きで一向に進みません。当初は秀峰舎避難小屋小屋までは16時前にはと思っていましたが結果的に16時40分小屋に着きました。疲れた身体で早速小秀山山頂へ素晴らしい御嶽山に遙拝に行きました。御岳山は素晴らしく御嶽山を中心に中央アルプス、北アルプスが浮かんでいました。秀峰舎避難小屋の中は整備され、磨かれ、隙間風のない温かみのある小屋でした。 ■費用は高速バス代、国民宿舎料金、共同食事代、レンタカー代を含め、1名22000円 岐阜まで往復して驚異の山行経費でした。車を疲れて眠い中で運転して頂いた上野さん有難うございました。 :私は数ヶ月前から膀胱炎気味で秀峰舎避難小屋で夜中に何度もトイレに小屋の外にでる始末、すっかり6年ぶりの風邪をひいてしまいました。風邪が良くなってきた数日後さんかくてんOBの丸山医師に掛かり、抗生物質をもらい治療しました。 4月末の東北和賀岳の山行をキャンセルし皆様にご迷惑をお掛けしました。(佐藤) |