二百名山 岐阜・小秀山

期 日2024.4.12.13
参加者:L佐藤、SL堤、渡辺綺、上野、吉岡(記)

タイム:
4/11バスタ新宿(発)1205─(信南交通)─1621飯田駅前(日産レンタカー)─1855恵那山荘【泊】

4/12 恵那山荘500615乙女渓谷キャンプ場

637(登山開始) 637ねじれ滝 710和合ノ滝 752避難小屋 834夫婦滝 925956孫滝綺子さん沢で濡れる 1016鎧岩 113946かもしか渡りの難所 12011220コーヒタイム 1251三ノ谷分岐─残雪が出始める─1356兜岩─1433第二高原─1542第三高原─1640秀峰舎避難小屋(着)─16501710小秀山山頂 2000消灯

4/13 400起床 51230小秀山ご来光 540下山開始 728第一高原  740兜岩 822三ノ谷分岐─1015休憩適地@─1115三ノ谷登山口─林道歩き─1255乙女渓谷キャンプ場(登山終了) 道の駅「花街道付知」で昼食 1600飯田駅前日産レンタカーへ返却 1640─高速バス─2110バスタ新宿で解散

JR飯田駅前までバスタ新宿から高速バスで向かいました。



4/11バスタ新宿から飯田駅前に着きました。
恵那山荘でスーパーで購入した惣菜とビールで夕食


上野さん運転で恵那山荘に向かった。予想より時間がかかりマーケットで本日の夕食、明日の食料を調達して山荘についたのはすでに外は暗くなっていた。

宿泊客は私達5人だけ。明日に備えて8時に就寝.
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乙女渓谷キャンプ場からいざ出発
4/12 4時起床、上野さんの運転で乙女渓谷キャンプ場まで、途中外は明るくなると花街道と記されている道を走る。名前の通り右も左も満開のソメイヨシノ、枝垂桜、ゆっくり見ている時間はないので素通り。
649乙女渓谷 乙女淵の美しい流れです。
ねじれの滝の脇の桟道を進みました。

6:30二ノ谷登山口から木道を歩き、
ねじれの滝、
和合の滝、
避難小屋があり、
夫婦滝を過ぎ、
孫滝で各自1.5Lの共同水を補給する。
肩に重さがのしかかる。
夫婦滝の前で記念撮影です。
906 渓谷上部は2回徒渉を行いました。
夫婦滝の上部の子滝です。
950 孫滝 最終の滝です。いよいよここから狭い岩だらけの尾根の急登に取り付きました。
カモシカ渡りのスタート




木の根と岩の険しい登りがでてきた。これがカモシカ渡りなのかなと話していたが、まだ第一展望台がでてこないので、なんだろうと思いながら、三点支持で慎重に登り切った所が展望台だった。
かもしか渡りの難所を這い上がりました。




本日の難関はこれからと知ると、展望台で休憩し気合を入れてカモシカ渡りに挑んだ。
かもしか渡りの難所を過ぎ休憩、「カモシカ渡りの手前の急登」は大変だったが、「カモシカ渡り」は思ったより楽だったとの感想。




距離は7m程であっけなく終わってしまい皆で「なーんだ」と気がぬけてしまった。そのころの私達はこの後の難所については想像もつかなかった。
三ノ谷分岐から兜岩への急登に臨みました。残雪も出てきました。





 三ノ谷分岐を過ぎると登山道の至る所に雪がチラホラと目につくようになった。

兜岩を過ぎ、第一高原を過ぎるころから溶け始めた雪の平原が増えてきた。
溶け始めた雪原に足をとられ、うんざりしました。





トップの佐藤さんは踏み抜きを警戒しながら歩くが、時間がかかる。

第二平原、第三平原と夏道の2倍の時間がかかり、疲れもピークに達してくる。
第三高原を過ぎると待望の避難小屋が見えました。




第三平原を過ぎると避難小屋が見えた。遥か彼方のずっと先、これから70m登った先に今日宿泊の秀峰舎がそれだった。
小秀山山頂近くにある秀峰舎避難小屋は内部は美しく清掃され暖かい山小屋でした。




16:30小秀山に来た人は泊まってみたいと皆が言っていた避難小屋に到着。とてもきれいで銀マット、毛布も備え付けられていた。
小秀山山頂からの雄大な御嶽山です。



すぐに小秀山山頂に行くと雪をつけた素晴らしい御岳山がドーンと現れた。皆感嘆の声をあげ、よく見るとその後ろには北アルプスの笠ヶ岳が小さく、向きを変えると穏やかな形をした恵那山が大きくみえた。
小秀山山頂で記念撮影です。




頑張ってよかった。これがご褒美だ。夕食はご飯を炊いて堤さんの牛丼をお腹いっぱい食べ明日に備えて休んだ。
翌朝 再び御嶽山を拝みに小秀山山頂に立ちました。
4/13     4時起きで小秀山山頂で朝日を堪能してから下山開始。

下山途中兜岩付近から御嶽山が最後の雄大な姿と見せました。
夜の寒さで雪が凍っていることに期待を込めアイゼンを付けたので、昨日よりずっと歩きやすく快調な出だしだった。しかし今度は昨日とは反対で雪がない所のアイゼンは歩き難い。歩き始めて3時間やっと分岐に到着。
帰路 車で小秀山の裾野から飯田駅までの帰路はどこまでも桜に溢れていました。
12:30乙女渓谷キャンプ場到着。花街道の桜を車から見ながら飯田駅16:40、新宿まで渋滞もなく9時10分に到着し、素晴らしい御嶽山を望む山行を終えた。

後日談:二百名山小秀山は岐阜の山で関東の登山者には馴染の無い山で、私も知りませんでしたが数年前に関西方面を転勤していた得津氏に合わせて西の山歩きを検討していた時の案内書から行きたいと思っていた山です。4月の残雪期を利用してと企画すると春に三日の晴れ無しの諺通り、企画しては予報が悪い年が続き3度目の正直で今年は登れそうな予報になりました。しかし得津氏は仕事が忙しく参加できません。交通機関は当初はバスタ新宿から中津川市へ早朝に着くの高速夜行バスか新幹線で名古屋に着き、中央西線で中津川市に行く方法を考えていましたが、疲れが残るやら交通費が高くつくことから1時間に1本のバス便があり、バス代も安い事からバスタ新宿から飯田市までの高速バスを利用し、飯田市からレンタカーを利用し下呂温泉に近い小秀山を目指すことにしました。

翌朝、恵那山荘を出発し、中津川市内を抜け、1時間余りで登山口の乙女渓谷キャンプ場の駐車場に着きますが人の気配がありません。ここから暫くは立派な木造の階段が幾重にも続く二ノ谷渓谷沿い遊歩道を滝を見ながら上へ上へと進みます。どの滝も日本名瀑に引けをきらない立派なものです。滝を見ながら避難小屋を過ぎると木造の階段はなくなり、木の根を掴みながら滝の脇の急登を進みます。最後の孫滝手前の渓流で綺子さんが渓流でドボン、しばしの休憩です。ここから沢を離れ、狭く断崖の様な狭い岩尾根を上部に進み、鎧岩の大岩をトラバースして更に道も不鮮明になった岩尾根を這い上がりました。そして第一展望台・第二展望台と言われる個所を過ぎ、いよいよ「かもしか渡り」という木の根と岩の難所を通過しましたがそれまでの難所を通過した皆さんは今までの方がきつかったとの意見です。ここから三ノ谷分岐まで進み、兜岩への急登を終え、これからは標高差の少ない、標高1900m位の稜線を標高1982mの小秀山を目指せばと安易に考えていましたが、残雪が多く残り、全国的に気温が上がり、雪面の踏み抜きで一向に進みません。当初は秀峰舎避難小屋小屋までは16時前にはと思っていましたが結果的に1640分小屋に着きました。疲れた身体で早速小秀山山頂へ素晴らしい御嶽山に遙拝に行きました。御岳山は素晴らしく御嶽山を中心に中央アルプス、北アルプスが浮かんでいました。秀峰舎避難小屋の中は整備され、磨かれ、隙間風のない温かみのある小屋でした。

■費用は高速バス代、国民宿舎料金、共同食事代、レンタカー代を含め、1名22000円 岐阜まで往復して驚異の山行経費でした。車を疲れて眠い中で運転して頂いた上野さん有難うございました。
:私は数ヶ月前から膀胱炎気味で秀峰舎避難小屋で夜中に何度もトイレに小屋の外にでる始末、すっかり6年ぶりの風邪をひいてしまいました。風邪が良くなってきた数日後さんかくてんOBの丸山医師に掛かり、抗生物質をもらい治療しました。
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月末の東北和賀岳の山行をキャンセルし皆様にご迷惑をお掛けしました。(佐藤)



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