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残雪の槍ヶ岳
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日 程 2024年5月24日(金)〜27日(月)
参加者 飯嶋(L)、石川研(SL)、今堀、南(会計)、穂積、桑山
行 程 5月24日 新宿バスタ22:00集合22:25発さわやか信州号で上高地バスターミナル5:30着
5月25日 上高地バスターミナル6:08―河童橋6:18―小梨平6:38―明神館・明神池8:07―徳沢園9:19―横尾山荘11:02―槍沢ロッジ12:43(泊)
5月26日 槍沢ロッジ5:48―ババ平6:39―槍ヶ岳山荘11:46―槍ヶ岳13:09―槍ヶ岳山荘14:48(泊)
5月27日 槍ヶ岳山荘4:50―ババ平7:42―槍沢ロッジ8:45―横尾山荘10:10―徳沢園11:51―明神館12:39―小梨平・入浴14:58―上高地バスターミナル15:0615:30発さわやか信州号で新宿バスタ20:23着 (桑山)
歩行時間26:12、
距離40.1km、
のぼり2096m、
くだり2097m
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@まずは河童橋で記念撮影 |
5/25 晴れ
24日(金)の夜、バスタ新宿から夜行バスに乗り込み、25日(土)朝5時半ごろ上高地のバスターミナルに到着する。前日の東京の暑さとは真逆で、とてもひんやりと寒いくらいの気温で、思わずレインコートを着込む。
できるだけ荷物を軽くしよう、とみんなのお風呂セットなどを1つにまとめて、6時まで待って、手荷物預かり所に預けて出発。
まずは、河童橋で記念撮影。私は上高地、河童橋も初めてだったので、どこかにカッパの像があると思っていたが、会えず残念。1日目は時間的に余裕もあり、ほぼ平坦な道を歩くので、いろいろ寄り道をしながら、ゆっくり歩く。
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A小梨平のキャンプ場。キャンバスの枠が置かれていて、まるで絵を描いたように写真が撮れる。
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小梨平のキャンプ場で帰りのお風呂をチェックしました。 |
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B明神池 穂高神社奥宮 入口まで |
明神館では、明神池まで足を伸ばす。でも、池の中にある穂高神社奥宮は有料、拝観はあきらめた。 |
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C横尾山荘 ニリンソウが満開 |
徳沢園ではゆっくり朝ご飯を食べる。その後は工事中で砂利道を迂回しながら、横尾山荘へ。ここでも、まだ昼前だったので、のんびり休む。
この辺りはニリンソウが辺り一面群生していた。 |
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Dあちこちにいた猿 悪さもしないでかわいかった |
その中を猿の家族が駆け回っていたので、それを眺める。 |
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E槍沢ロッジから槍ヶ岳を臨む 明日はあそこまで行くぞ! |
そこから槍沢ロッジまでは少し登りがあり、重い荷物を持った人はちょっときつそうだったが、なんとか、昼過ぎに到着。
小屋でコーヒーを飲んだり、お風呂に入ったり、アイゼンを装着してみたりして、明日に備える。(今堀)
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5/26日曜日 晴れ時々霧 感激の涙・槍の穂先登頂
槍沢ロッジ5時、全員朝食後必要無い荷物をロッジに預け(無料)5時50分槍ヶ岳頂上を目指し出発する。
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アイゼンを装着し、いよいよ雪渓登山の開始だ。雪質はサラサラでもぐじゃぐじゃでも無く歩きやすい。 |
6時30分過ぎ馬場平に到着、例年だとこの辺りから積雪が有るとの事だが今年は無い。
7時40分休憩とアイゼンを装着し、いよいよ雪渓登山の開始だ。
雪質はサラサラでもぐじゃぐじゃでも無く歩きやすい。
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槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘を目指して遮るものもない一直線の登り |
9時20分グリーンバンドにて休憩。あと500m登れば頂上だ。力が湧いてくる。10時坊主岩小屋に到着する。予定よりかなり早い。雪質が良いのか体力が有るのか皆の顔色も絶好調だ。槍ヶ岳山荘が見えてからが急登で高度も高いので息が苦しいが、一歩一歩進めると必ず山荘に着けるとのリーダーの言葉が励みになる。11時50分ついに槍ヶ岳山荘に到着した。
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槍ヶ岳山頂への岩場を登りました。 |
昼食後13時10分頂上目指しアタック開始する。 |
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槍ヶ岳頂上直下は鉄製梯子が連続しました。 |
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鉄製梯子も終わり、頂上に立つだけです。 |
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槍ヶ岳山頂3180Mで記念撮影です。 |
リーダーを先頭に南、桑山、今堀、穂積、石川(写真担当)のフォーメーションで岩場に、鎖、梯子に挑戦し14時頃頂上に立つ。
残念ながら頂上はガスで眺望が利かなかったが槍の穂先に来れた事が感激だ。
思い思いに写真を撮り合い顔が綻ぶ。
14時50分無事槍ヶ岳山荘まで降りてきたと思ったら南さんが感動の涙が止まらない。頂上まで登る恐怖と頂上での感動、下山時の恐怖と無事山荘に戻ってきた安堵感、リーダーの丁寧な指導と仲間の思いやりに感動したとの事だ。
17時夕食後、頂上が快晴になり元気印の桑山さんは別パーティーと再度頂上にアタックし、素敵な頂上からの写真、ビデオを我々にプレゼントしてくれた。最高な3日目だった。明日の天候は雨、風との予報を聞きながら眠りについた。 (穂積)
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槍ヶ岳からの眺望
西へ
荒島岳〜白山連山まで
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北西へ
北アルプス
三俣蓮華岳薬師岳
立山・剱連峰
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東へ
荒船山
常念岳
美ヶ原高原
上信国境の山
奥秩父
八ヶ岳連峰までの大展望でした。
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5/27月曜日 曇り時々小雨
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ピッケルやアイゼンを装着し下山開始。 |
前日16時の天気予報では、6時で風速21m/s。
前夜は外の風の音が大きく、予定どおりに出発できるのかと不安になったが、4:50ピッケルやアイゼンを装着し下山開始。
霧で視界は約30m。踏み跡と旗竿を頼りに、登山地図上ではジグザグの道を真っ直ぐに降りて行く。気温が高く雪面は柔らかい。ツルツルのアイスバーンでなくて良かった。ときどき15m/sぐらいの突風が吹く。
坊主岩小屋での休憩中に雨が降ってきた。以後、小雨が降ったり止んだりの天気。
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グリーンバンド付近を通過。ここから、また急な傾斜。 |
6:00グリーンバンド通過。
振り返っても真っ白で、大槍の姿は見えない。ここから、また急な傾斜。6:35アイゼンを外す。 |
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雪渓上から夏道に移る |
7:05雪渓上から夏道に移る。
7:50馬場平を過ぎると樹林帯の道になる。
8:22槍沢ロッジ着。デポした荷物を回収。セルフサービスの100円インスタントコーヒーがありがたい。
9:08に二ノ股、9:18に一ノ股を過ぎ、横尾まで来ると、あとはハイキングコース。予定よりも順調に徳沢に着き、徳沢園で昼食。名物のソフトクリームも食べる。
小梨平キャンプ場で入浴後、食堂で5人の初登頂に乾杯。
飯嶋リーダー、私たちに残雪の槍ヶ岳の楽しさを体験させていただき、何から何までお世話になり、本当にありがとうございました!! (石川)
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